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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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読書感想文という苦役 

以前、麻雀ゲームの事を書いた際、「高校の時、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』で読書感想文を書いて、ちょっとたしなめられた」と書きました。
『麻雀放浪記』にドハマリしていたのもありますが、他に適当な作品…と言われても、正直無かったんですよね。
自主性にまかせる割に、求める側の理想が変に高い。それが読書感想文のイメージ。

(ここから転載)

夏休みの宿題として多く課される読書感想文。
これに苦労する子供は少なくない。本の読み方や書き方にコツはあるが、1冊の本ととことん向き合うことは、その後の人生にとっても貴重な経験になる。

「ベネッセ教育情報サイト」が昨年、小学生の保護者を対象に行った調査によると、夏休みの宿題で子供が「読書感想文」にてこずっていたとした回答は全体の24.4%。「自由研究」(30.1%)に次いで多かった。
てこずる原因は、「面白かった」「すごいと思った」という「印象」だけで終わってしまいがちだからだ。

「まず、娯楽のための本と読んで何かを考えるための本は別だ、ということを知る必要がある」と話すのは、財団法人「国語作文教育研究所」所長で教育評論家、宮川俊彦さん。
読書感想文は「宿題」にとどまらず、1冊の本をさまざまな角度から読み込み、調べ、それに対する考察をまとめることで「探求心を完結させる体験」(宮川さん)になる。

では、どんな本を選べばいいか。課題図書が選定されていなくても「面白い」ではなく、「意見が言えそう」なものを選ぶ。国語の教科書と同じように、考えて読解するための本だからだ。

読む際には、あらすじを追うのではなく、「何について、どう書かれているか」を意識し、作者や登場人物、自分自身などさまざまな立場に立って読む。
物語の成り立ちが理解できたら、作品の時代背景や舞台について、本やインターネットで調べる。取材をしてみるのもいい。

(転載ここまで)


この宮川某というおっさんの言ってる事は、助け船を出しているようでいて、結局高度なモノを求めてますよね。
上記の内容は、例えば授業の中で一冊の本について読み合わせをし、意見を出し合うなり、ニッチな考えをちらつかせたりしながら、各自の感想を後日提出させる形式なら機能するでしょう。
しかしね、問題なのは夏休みの宿題なんですよ、これがw。
暑さと休みボケで、お前はバターかというくらい完全に弛緩しきった学生、しかも大半が普段から活字読書なんぞしない。そこへ突然、何か読んで原稿用紙に書けというお達しです。最初からてこずるように出来ているんです。
しかも、「面白かった」とか単純にまとめるのがNG。国語の教師とやらは、「俺が認めるような文章を書け、再提出させるぞ!」とか強権発動してくるんですなあ。

さらに難題なのが、お題の作品選びでございまして。
"文学作品"とやらを選んでれば無難というのは皆分かってるんです。しかしね、きっかけも何も無く、あたかも取り調べ室で刑事が容疑者の顔にスタンドの光を押しつけるかのごとく、「伊豆の踊り子読めやコラァ!」というのはシラケるんです。
まあ、立ち回りの上手い奴は「短いし、あらすじ知ってるから『走れメロス』で書くわ」とか言ってて、それを真似るのもシャクなんですよね。
ちなみに"短い"という理由で、武者小路実篤の『愛と死』を感想文用に買ってみた事がありますが、2ページくらいで挫折しましたw。それで文章書かなきゃいけないのに、最初から興味も無いのは致命的過ぎる。
こういう場合、感想文課題図書が決まっている方が楽ではありますが、感想文課題図書が面白かったためしは皆無ですから、死んだ魚の目の読書になってしまうのはどうしようもありません。

「自分が面白いと思う本で書くのが一番だよね!」という悟りを開いたのは、夏休みも残り少なくなってきた時期だったと思います(開き直りとも言う)。
まず、平井和正の『幻魔大戦』で書こうかと思ったんですが、文庫20巻で未完、ひたすら新興宗教団体の内ゲバを書いている内容では、当時の自分では絞る事が出来ず断念。ま、今の自分でも『幻魔大戦』で感想文は書けないなあw。井沢郁江大好き論にでもしないと。
次に、高千穂遥の『ダーティーペアの大逆転』か『ダーティーペアの大乱戦』で書くかと考えましたが、どうも「ユリは素敵だし、ケイも最高だよね」という論調になりそうなのと、カタカナが多すぎて文字数を喰う心配もあったのでボツに。あ、いまだにユリとケイ、どっちが好きかと聞かれても困るくらい両方好きです。
半村良の『戦国自衛隊』は、うまくまとまらずにボツ。あらすじ書くだけになっちゃう感じだったので。
横溝の『犬神家の一族』も候補でしたが、オチ(犯人)書いたらまずいんじゃないかと自主規制。今考えれば「佐兵衛翁はまともな遺言書残せよ!」という論調で書けば良かったなあ。
で、たどり着いたのが阿佐田哲也の『麻雀放浪記』。これは、角川映画になった時の文庫本を偶然本屋で見かけて、なんとなく立ち読みしてみたら死ぬ程面白くて買って帰ったという、王道な出会いでした。
「阿佐田哲也は別名義で直木賞も取ったらしいし、これで書いてもいいよね」という酷い理論で見切り発車。映画化された文庫本第一巻を元に、「あらすじにならないように…」と一応気を遣いながら書いた内容は………"出目徳ってスゴいよね"という高尚なものw。坊や哲やドサ健より、圧倒的な実力者である出目徳に魅力を感じていたので。当時から脇役好きですね。
まあ、好きな題材ですから書き出したらサクサク書けて、無事提出できました。後悔は全くしてません。

幸か不幸か子供もいませんので、夏休みの宿題を手伝う事もありませんが、今ならもっと"らしくない本"で感想文書くよう薦めるでしょうねw。
山田風太郎『魔界転生』、村上龍『昭和歌謡大全集』、酒見賢一『後宮小説』、小林信彦『怪物が目覚める夜』…。
読んで面白い本だから、つらつらと感想が書けるというもんです。まあ、面白い本で感想を書く行為自体野暮ではあるけれど。

夏休みもあと2週間切りまして、そろそろ学生の脳裏に(そろそろ…読まないと…)とか警告が出ている頃でしょう。
いい本に巡り会ってほしいし、楽しく読んでほしい。だから国語教師どもも、少々の悪ノリは認めろw。ライトノベルだろうと二次元ドリームノベルだろうと、楽しく読めたというのが伝わるんなら、それはいい読書。
ともかく、記憶に残る夏の読書にしてね。
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2013/08/18 Sun. 04:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

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