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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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1イニング2満塁本塁打の三人の運命 

昨日のロッテ対西武戦で、【1イニング2満塁本塁打】という珍しい記録が出ました。もう西武の投手陣は崩壊寸前ですねえ…。
この珍しい記録が出るたびに、必ず思い出す事があるんですよ。ちょっと複雑な気分にさせられる出来事なんですけどね。
とりあえず、プロ野球史上における【1イニング2満塁本塁打】は以下の通り。

1.阪神 1996.10.9 中日戦の1回に新庄、塩谷

2.ダイエー 1999.8.20 日本ハム戦の2回に秋山、小久保

3.楽天 2007.4.1 オリックス戦の3回にフェルナンデス、山崎

4.日本ハム 2010.6.20 オリックス戦の8回に小谷野、金子

5.ロッテ 2013.8.22 西武戦の3回に井口、鈴木


ほとんど試合の前半に出るもんですね。先発が試合を壊し、出られる投手がスクランブルで出てくるも、オイル注ぎまくりで大炎上という感じでしょうか。
で、自分が思い出すのは…もちろん上記の1番目、この記録を史上初めて記録した二人と、その対戦投手の事です。

1996年の阪神といえば、安定の暗黒時代。
グレン、クールボーを途中解雇して、クレイグ、マースが急遽入団した年…というと、阪神ファンはだいたい察しがつくかと思いますw。
監督は藤田平、残念ながら監督をやるセンスに欠け、9月に途中休養でハイ、サヨナラ。柴田がコーチ昇格し、翌年からムッシュへ。
投手陣は川尻13勝、藪11勝、郭李17Sと奮戦したものの、打線に助けてもらえず最下位。いやまあ、湯舟の5勝14敗とかありますけどねw。
そんな状況だったんで、ドラフト指名も…1位今岡誠、2位関本健太郎、3位濱中治と、阪神には珍しい野手づくしw。振り返ってみれば当たりドラフトだよね。
そんな、どうしようもない暗黒の中で足掻いていた、シーズン最終盤の10月9日。

この日は、順位にも全く影響の無いシーズン最終戦。甲子園での主催ゲームという事もあり、二人のベテランの引退試合でもありました。
中西清起投手、木戸克彦捕手。あの優勝、日本一から10年…。お疲れ様でした。
1回表、中西ー木戸のバッテリーで、引退試合お約束の三者凡退に斬ってとり、花束を貰ってお役御免。よくある光景です。…しかしここから様相が一変します。
中日の先発は、金森隆浩。1994年ドラフト1位。この一週間前にプロ初登板し1回無失点。そしてこの日がプロ初先発でした。
しかし緊張からか、ピリッとしない金森。和田、久慈、クレイグを抑えきれず満塁。打席にいるのは………。
「二人のラストゲームなので燃えました!」(試合後のインタビュー)
…そうです。"スイッチの入った"新庄だったのです。新庄のスイッチは本当にいつ入るのかさっぱり分からなかったんですが、こんなシーズン最終戦に入ったりするところが、まあ…らしいと言うかw。…ええ、打球はセンターを越えてスタンドへ。貧打阪神、いきなりの満塁本塁打です。
これで中日の…プロ初先発の金森は完全に浮き足立ったんでしょうね。1死はとったものの、安打、失策絡めて再び満塁。打順は9番、中西…。引退試合でお役御免で引っ込んだ投手に打順が回るという珍事ですw。
急遽代打に立ったのが、まだ若手だった塩谷和彦。もう4点入ってる場面ですから、おそらく力の抜けたスイングが出来たんじゃないでしょうか。…はい、打球はレフトを越えてスタンドへ入ってしまいました。プロ初本塁打が代打満塁本塁打となったのです。
この瞬間、プロ野球史上初の【1イニング2満塁本塁打】が記録されたのです。暗黒阪神によってね。

ちなみにこの試合、新庄は7回にも3ランを打ってまして、いわゆる新庄デー。
この時つくづく「新庄のスイッチはどんなタイミングで入るんだあ~」と頭を抱えましたw。こんなん見せられると、やっぱり新庄の潜在能力に期待しちゃうんだよねえ。
この"新庄のスイッチ"は、ムッシュを経て、ノムさんがようやく高確率で入れられるようになります。投手を体験させて、「ストライク取るのって難しいですね!」という悟りを開かせた事によってねw。こりゃ藤田平には無理だわw。
まあ、この日は"意気に感じる新庄"というパターンを発見した日とも言えますね。

塩谷は………ここから数年かかったものの、それなりにレギュラー定着目前までいき、打撃センスまずまずなところを見せていたんですが、いきなりオリックスへトレード。まあちょっと浮き気味だけど、トレードせんでもいいのになあ…と思っていたんですが。
オリックスでそれなりに活躍し、引退して、………逮捕されてしまいましたねorz。まあ、やった事は仕方ないんですが、現役当時からロッカールームで同僚の私物をくすねていたと聞くに及んで、「ああ、そういうトレードか」と合点がいきました。ルパンと呼ばれていたとか…。やれやれ。
そんな事しとるから、13年間のプロ野球生活全てBクラス(最下位9回)になってしまうんだよ。

金森投手は………その年の中日の監督は"星野仙一"でねえ(ひいぃ!)。
2本の満塁本塁打を喰らった金森投手は、星野監督の『逆鱗』に触れ、………………これが最後の登板となりました。翌年バッサリ解雇です。
一旦、台湾球界に身を寄せ、そこで中継ぎとして頑張った事を評価し、星野の肝煎りで中日復帰を果たすも、…一度も登板機会はやってこず、そのまま解雇、引退。その後中日の打撃投手を務めていたようです。

あの【1イニング2満塁本塁打】という派手な事件は、三人の当事者のうち二人には心痛い記憶となってしまいました。人生って巡り合わせだわ。
そして、その中で見せつけた片鱗を、その後開花させた新庄はやっぱスゲエなあ…と思わずにはいられません。選ばれし者ってのは、こういう人なんでしょう。
こういう選手を、また阪神で見てみたいものです。
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2013/08/24 Sat. 04:08 | trackback: 0 | comment: 0edit

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