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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『月影ベイベ』(小玉ユキ) 

ウチの職場に数年前いた、八尾町在住の女性が出した勤務シフトへの希望。
「9月の1~3日は休みをください。おわらがあるんで」
最近までウチの職場にいた、八尾町在住の男性が出した勤務シフトへの希望。
「9月の1~3日は休みをください。おわらがあるんで」
はあ…、そりゃまた、八尾の人は熱心な事ですねえ…。

現在、八尾町という町はもうありません。例の市町村合併の際、富山市が周辺の町村をパックマンのごとく無秩序に喰いまくったためで、現在は富山市の一部です(ただ、人口欲しさであまりにも無計画に合併しまくったため、ただデカいだけで密度の薄い、一体感の無い市になってしまってます)。
その、旧八尾町が誇る、全国区の知名度を持つ祭りが『おわら風の盆』。

富山県に来てもう15年近くになりますが、この『おわら風の盆』についてはさほど知識がありません。もちろん見に行った事も無いです。前の仕事も現在の仕事も、あまり時間の自由が無いのもありますし、今は同じ富山市ですが八尾町は決して近くはありませんので、気軽には行けませんから。
前の仕事の営業車では何度となく訪れていますが、旧市街は確かに趣のある町並みで、営業車止める場所にも一苦労でした。おわら期間中は車両通行止めになるのも当然でしょう。
前の職場で地元の同僚(氷見市の人)に教えてもらった知識だと、地味な八尾の人間がスパークする日であり、前々から知名度はあったものの、永六輔のラジオ『誰かとどこかで』で永六輔がべた褒めしまくったのがきっかけで観光客が一段と増えたそう。確かにあのラジオは時折おわら風の盆の話が出るなあ。
有名人がお忍びでやってくる事もよくあり、いつだったか…平井堅が来ていた年に、島耕作(社長か専務時代)も作中でおわらを見に来ていて噴いた記憶があります。そこでも島耕は女とよろしくやってました。

おわら風の盆は、御輿とか威勢のいい若い衆がとか、そういうタイプの祭りではありません。
ただ静かに、ひたすら静かに踊る行列。男踊り、女踊り、目深に被った笠、奥ゆかしくも心の弾む実に綺麗な催しです(祭りという表現だと違う気がする)。情緒とか優雅とか、そういう言葉で埋め尽くされがちですが、あれでなかなか情熱的なのだ…とのこと。まあ日本の各地の祭りは、男女が開放的になるという面を必ず持ってますから、情熱的なのはいい事です。
でも、仕事柄見物に行くのは無理だし、そもそも行くの面倒臭いし、まあ自分には無縁なものだよね…とは思ってます。

さて、先月くらいだったか、本屋で女性向漫画雑誌の平積み棚をチェックしていた時のこと(読む少女漫画は減りましたが、各雑誌の表紙を眺めまわして現在の動向を知るのは大事)。
小学館の『flower』の表紙の絵に目が留まったんです。「…月影ベイベ、…小玉ユキ…か」
理由は説明出来ませんが、妙にその絵が気になってしばし観察。その場はそれで終わりました。
しばらく経って、今度は女性向漫画の新刊コミックス棚をフラッと見ていたら、「…あっ」 ◎『月影ベイベ』1巻
なるほど、コミックスが出るんで表紙になったんだな…と思いつつ、表紙絵を見て、裏表紙の簡単なあらすじに目を通して………「あっ」
"伝統芸能おわらを守り継ぐ、情緒溢れる地方の町に、東京から転校してきた少女・蛍子(ほたるこ)。地元の少年・光は、誰もいないはずの教室で、蛍子のある姿を見たことで彼女と奇妙な関係に。さらに驚きの展開が待ち受けて…!?"
「これ、おわらの話だったんか」。言われてみれば表紙絵の衣装、そして以前に見た雑誌の表紙絵もおわらの衣装。「それで惹かれたんかな…」
ともかくこれはいろんな意味で良い機会。『月影ベイベ』の1巻を手にレジへ向かいました。

内容は、まあ上記のあらすじですねw。八尾という地名もはっきり出てきます。まあ、いくら市町村合併しようと、おわらは富山市ではなく八尾町のものですから当然の事です。
東京から転校してきた少女・峰岸蛍子はかなりの訳有りで謎の多い子。八尾の人間でもないのに綺麗なおわら踊りを踊れるが、極度のあがり症で人前では全くダメ。蛍子の真の踊りに惹かれた少年・佐伯光がフォローしようとするも、なかなか上手くいかない。
蛍子の事が気に入らない里央のちょっかいがあったり、光の叔父と蛍子の間に秘密があるようで…といった内容。
まだ物語は動き出したばかりで、1巻だけでどうこう批評するのは無理という感じですね。この漫画家さんは、前の作品も地方都市を舞台にじっくり描いていくものだったんで、次巻が楽しみといったところ。
確実に言えるのは、「八尾の人達の、人生おわら一色ぶりがよく出てるわぁ」ということ。勉強になりました。
それと画期的だったのが、登場人物が富山弁を喋りまくる事。作中の台詞を引き合いに出すと…
『その練習を今からやるがやちゃ』『踊らんつもりじゃないがか』『きれいな踊りやったがいね』『気になってしもねかぁ』『ふざけとんがけ!』『早よ手ぐらい貸してあげられ』…
比較的分かりやすい部類の富山弁とはいえ、月刊flowerで富山弁が乱舞しているのはスゴい事です。かの富山アニメ『true tears』にしたって、キャラクターは標準語だったしねw。
この漫画がもし後々アニメ化されたら、"いろいろと"楽しそうなんで是非いい漫画になってほしいね。

この漫画家さんが何故おわらをテーマにしたのかは分かりませんが、おそらくは…おわらの魅力に惹かれたんでしょうね。
その、越中おわら風の盆。今は前夜祭の期間ですが(観光客向けのプレおわら)、今年も9月1~3日に八尾の人間がスパークします。
行ける人は楽しんできてください。自分は、この漫画を楽しみにしています。
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2013/08/27 Tue. 03:04 | trackback: 0 | comment: 0edit

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