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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『熱き心に』(小林旭) 

時は1986年。
自分メテオの家では、味の素AGFのCMが流れる度にTVの音量がハネ上がるという怪奇現象が起きていました。
音量爆上げの犯人は母親。CMである曲が流れ出すと、すかさずリモコンでピッ!(笑)
自分はそれを見て苦笑しながらも、「まあ、この曲はすごくいい曲だから仕方ないなあ」と思っていました。CM自体も、曲と雄大な自然がとても合ってたから好きでしたし。
母親も、まだ学生の自分も一致して好きだった名曲、『熱き心に』。

当時、自分からすると小林旭という俳優は…大物なんだけど全盛期をよく知らない方でした。マイトガイという異名もよく分からないものでしたし、日活といえばロマンポルノと即答した世代だし。CMなら、かの有名なヤンマーの赤いトラクターでおなじみでしたが。
美空ひばりの旦那だったとかは母親から聞かされて知ってましたが、その事実も歴史上の事だしね。
あまりTVドラマに出てくる人でもなかったですねえ…。確か『桃太郎侍』の後番組で、仮面というかマスクというかをつけた"はやぶさ"とかいうのが出てくる時代劇『幻之介世直し帳』は見てました。エンディングで本人が歌う『思いやり』は好きな曲です。「♪人はみな~ 一人ぼっちで生きていけない~」
その歌謡曲方面では、『昔の名前で出ています』のイメージが圧倒的。モノマネする人が誇張して歌う歌い方と、本人の歌唱が絶妙にマッチして、あの頃は小学生でも「♪きょほと~に~いひるときゃあ」と歌えていました。
大物なのに、ナウなヤングにはどういう人なのか分かりづらいのが小林旭でしたね。
うちの母親は、おそらくどストライクだったんでしょう。目がキラッキラッしてましたもんw。

あの年の歌謡界は、前年レコード大賞を制した中森明菜の独壇場で、他の歌手にも佳曲は様々あれど、賞レースに関しては名曲『DESIRE』を擁する明菜の二連覇は確実視されていました。
『熱き心に』は前年12月の発売で、特に派手に売れた訳じゃありません。オリコンチャートでも、ザ・ベストテンでも10位以内には入っていないのです。いつも11位から20位の間にいて、黒柳さんから「スタジオでお待ちしてます」と言われてましたね。(スポットライトで出た時は、ウチの母親が全開モードでしたw)
それでも、静かに確実に売れ続けた『熱き心に』は、年末近くになってくるといつの間にか、"中森明菜の対抗馬"という地位にいました。
自分としては、「大賞は明菜に取ってほしいけど、『熱き心に』はいい曲だし、小林旭が取っても構わないよ」というスタンスでした。まあ、大方明菜が取るだろうとは思ってましたが…。

12月の風物詩だったTV各局の主催する賞レース、予想通り明菜が快進撃を続ける中、間隙を縫って小林旭も賞を取る状況で迎えた大晦日。あの頃の大晦日のワクテカ感は半端なかったなあ…。
金賞10曲が次々歌ってはいるものの、"栄えある日本レコード大賞(高橋圭三風に読んでください)"を取る可能性があるのは『DESIRE』と『熱き心に』だけ。茶の間の雰囲気も盛り上がっていきます。
途中、『熱き心に』が作詞賞を取り、巨星・阿久悠が見守る中、小林旭がまた『熱き心に』を熱唱。母親大満足w。
そして最優秀歌唱賞、日本レコード大賞という流れの中で、いきなり「ここで…突然ではございますが…」と司会者から意外な発表が(あの頃は森本毅郎だったか)。簡潔に言えば「レコード大賞はあげられないけど、落とすのも勿体ないもんで、急遽特別賞を出す事にしました」という内容。ウチの茶の間にいやーなムードが流れますw。
しかして、その特別賞とやらは『熱き心に』に贈られたのです…。うーむ。母親はしきりに「もう、ガッカリ」と特別賞を喜ぶどころではありません。まあ当然か。
今考えれば、明菜という既定路線は変えられないんだけど、『熱き心に』はガチでいい曲過ぎる事と、小林旭というビッグネームに配慮した結果なんだろうね。金賞、作詞賞、特別賞と3つあげるから勘弁してくださいみたいなw。
小林旭はその日3回目の『熱き心に』を熱唱し、そして晴れて明菜が日本レコード大賞を受賞したのです。


『熱き心に』1986紅白歌合戦 by YouTube

この映像は、日本レコード大賞が終わって、紅白歌合戦で『熱き心に』を熱唱する小林旭です。これ、印象深くてよく覚えてるんですよ。
小林旭は決して下手じゃないんだけど、あくまで俳優なのに年末の賞レースで連日熱唱、しかも直前のレコ大で3回も歌ったもんで、この紅白歌合戦ではもう声が限界に来てるんです。
声がかすれる小林旭に向かって、ウチの母親が「これで最後やけん、頑張れ!」と応援していたのが忘れられません。日本の大晦日です。
ちなみに、この時の紅白歌合戦はVHS3倍でフル録画しました。理由は、紅組キャプテンが斉藤由貴だったからです(実に立派な理由だ)。おかげで加山雄三の"仮面ライダー"もバッチリ録れましたがw。アナログ録画は意外と強いんで、実家にまだあるかもしれないなあ。デッキがもう無いかw。

今でも、カラオケに行った時の十八番の一つです。
歌う時はどうしても歌い方が小林旭になってしまうもんで、♪きぃひぃぃぃたあぐぅぅぅにぃひぃぃぃぃぃのぉぉぉおおお~という物真似っぽくなりますけどねw。
あの、イントロの"チャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャン"という入り方からしてもう気持ちいい。イントロの間、もう自分は小林旭。
大瀧詠一特有の流れるようなメロディーラインが心地良く、おそらく小林旭の歌いやすい音域で構成されているせいか、自分のような素人にも大変歌いやすい(『冬のリヴィエラ』は難しいんですよ)。
そして大瀧さんが「小林旭さんに合うのは、松本隆の都会的な詞ではなく、阿久悠の雄大な詞だ」と判断して依頼したという、歌っていて気持ちのいい歌詞。あの『昴』と双璧の気持ちよさですw。特にサビの、四季の自然をコンパクトにまとめた歌詞はたまらんですね。
別れた女(ひと)に想いつのらせる内容なのに、恐ろしく雄大でカッコいいという、男心をくすぐる名曲です。
阿久悠の追悼番組をNHKでやった時、2ちゃんのNHK実況をしながら見てたんですが、あまりにも名曲が続いて実況民がグロッキーになっている時にこの『熱き心に』が来て、「これもかー!」「どれだけ名曲を書けば気が済むんだ!」とスレが阿鼻叫喚になった記憶があります。
80年代に限れば、阿久悠の最大の仕事と言えるかもしれませんね。

大瀧詠一の訃報に際し、小林旭が「歌謡曲史上に残る名曲を作ってくださった」と追悼コメントを出していました。
27年あまり過ぎて、いいおっさんになった自分も同意です。これほどの名曲はなかなか無い。レコ大は『DESIRE』で正解だったと思うけど、『熱き心に』はそんなものを超越した名曲になりました。
作詞・阿久悠、作曲・大瀧詠一、歌・小林旭。こんな物凄い組み合わせの歌謡曲が生まれた時代を、リアルタイムに経験出来て本当によかった。

素晴らしいメロディーを数多く遺した大瀧詠一さんの御冥福をお祈り致します。有難うございました。
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2014/01/09 Thu. 04:48 | trackback: 1 | comment: 0edit

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