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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『あさりちゃん』完結へ向けて 

第59回小学館漫画賞は以下の5作品に決まった。賞金は100万円。贈賞式は3月3日、東京都千代田区の帝国ホテルで行われる。

受賞作は次の通り。

【児童向け部門】いしかわえみ(28)の「絶叫学級」(りぼん)
【少年向け部門】大高忍さん(30)の「マギ」(週刊少年サンデー)
【少女向け部門】青木琴美さん(34)の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(Cheese!)
【一般向け部門】高橋のぼるさん(49)の「土竜の唄」(ビッグコミックスピリッツ)

【審査委員特別賞】室山まゆみさん(室山真弓さんと妹真里子さんの共同ペンネーム)の「あさりちゃん」(小学二年生)

(ここまで転載)

実は、昨年『あさりちゃん』の99巻を書店の新刊棚で衝動買いしましてね。「うおっ、あさりちゃんだよ~」と思ったのと、99巻という巻数にも惹かれまして。過去に『あさりちゃん』のコミックスを買った経験は無かったんですけどw。
読んでみて………絵柄は、初期の頃から見るともちろん変わってるんだけど、やはり女性の漫画家は長くやっても絵柄激変まではいかないな~という印象。今風になったというべきかも。男性漫画家は妙に激変する人が多いですよね。『孔雀王』の荻野真、『ブラックエンジェルズ』の平松伸次などなど…。
話は、いわゆる初期の…自分らがリアルタイムで接した『あさりちゃん』ほどバイオレンスではなく、表現的に抑えた感じ。あさりがあいかわらず無鉄砲なアホだとか、タタミの意地悪としっかりの微妙な感じなんかはそのまま。長期連載ならではの蓄積でうまく話を回している感じでした。巻末に、3話ほど読者からのアイデアを使わせてもらいました…と、お名前入りで但し書きしてあったのには結構目から鱗。なるほど、こういう形で読者とコミュニケートしながらやるのもいいなあ。
あと、ネットでたまに話題になる『ハイスクールあさりちゃん』も1話収録されてて、高校生のあさりの変わらなさ(アホだがスポーツ特待生)も去ることながら、組長が美形になり、タタミはもはや別漫画の人になっているのがスゴかったw。作者自ら本編と同時進行で数年後を描くというのは、ありそうで無い気がする。『島耕作』みたいな過去の補完はしばしばあるけど。
でも一番驚いたのは、掲載誌がいまだに『小学二年生』だった事ですねw。まあ考えてみれば、『りぼん』に掲載するのも雰囲気合わないだろうけど、学年誌受難の時代によく続いたもんだ…。

とか思っていたら、初冬に小学館から「『あさりちゃん』は100巻をもって終了します」とのアナウンス。
それに合わせるかのように、年末に『まるごと100本あさりちゃん』という雑誌増刊が発売されたので、これも購入(なんと小学二年生1月号増刊だったw)。
載ってる話も楽しく読めて、マニアにはたまらない(らしい)単行本未収録話も数本入っているという、500円にしておトクな本だったんですが、一番興味深かったのは"作者のぺえじ"。
コミックスの話の合間に、作者の近況やエピソードを描いたページが挟まっているんですが、これが24本再録されてまして結構勉強になりました。
"まゆみ"と"まりこ"という姉妹の合作なのに、なぜ"室山まゆみ"というペンネームなのかというエピソード。本当は"ゆみまりこ"というペンネームでデビューするはずだったのだが、デビュー作が雑誌に載ってみたら"室山まゆみ"になっててビックリ。その時の担当曰く「僕、ペンネーム嫌いなの。本名にしといたから」と妹さん無視のぞんざいな対応だったそうで…。小学館とは書いてなかったけど、これ絶対小学館だろうね。本当に小学館の編集者はロクなのがいない。
「なぜ長く続けていられるのですか」という読者からの質問に、「打ち切りにならないから」と力の抜けた返事をしたりする辺りも良かったですねw。
あと、室山姉妹の役割分担も興味深かったです。妹さんが下描きをし、姉さんが主線を入れながらデッサンの狂いを直す。主線の入った原稿に妹さんがバックを描き、それに姉さんがホワイトとベタを入れる。で、仕上げに二人でトーンを貼る。完全な流れ作業になっているとのこと。
二人合作というと、藤子不二雄みたいな完全に作風が違うものや、ゆでたまごみたいな原作&作画コンビという印象がありますが(中原裕はどんなコンビか知らんです)、室山まゆみの場合は完全な"二人で一人"なんですね。
収録されている"作者のぺえじ"の最後のヤツが、40巻発売を喜ぶ室山姉妹(1992年)で、「100巻まではいきたいね!」と姉妹で計算し、「年3冊ペースだから、あと20年で到達だね」「20年後、私ら何才?…」と落ち込むというものだったんですがw、いやはや本当に約20年で到達しましたよ。月刊誌連載という事を考えれば、これは掛け値無しにスゴい!

小学館漫画賞はもちろん手前味噌な賞で、よほどの事がない限り小学館の漫画に贈られるものですから意味はほぼ無いんですけど、今回の受賞は「お疲れさまでした」という意味で粋な計らいだったんじゃないでしょうか。
ちなみに『あさりちゃん』は第31回の小学館漫画賞を受賞しているので、28年ぶりに同一作品での受賞という事になるんですね。これは初かな?
少し前の『ダ・ヴィンチ』に"まゆみまりこ"名義で漫画を描いたり、『あさりちゃん』終了後も漫画家活動は継続していくようです。室山まゆみ名義じゃないのは、やはり根に持っているのかw。
『まるごと100本あさりちゃん』でも気づきましたが、このお二人は本来ベタベタの少女漫画(70年代系)の絵柄なんですよね。結構上手いと思います。その下地を活かして、今後どんなものを描かれるのか非常に楽しみです。『あさりちゃん』を30年やって、なおお二人とも50代らしいですし、まだまだですよ。

ともあれ、2月に発売される『あさりちゃん』の100巻は謹んで買わせて頂きます。一つの時代の終焉に敬意を表して。
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2014/01/24 Fri. 02:51 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

また長寿作が

 おはようございます。

「静かなるドン」「あぶさん」に続き「あさりちゃん」も完結、また一つ長寿作品が終わりを告げた感じだが、一時代の終焉と呼ぶべきか。

 だとしたら「こち亀」「美味しんぼ」などはいつまで続くんだろうかね?
「ジョジョの奇妙な冒険」みたいに題名を変えて継続中の作品もありますが・・・(現在は「ジョジョリオン」)。

アジシオ次郎 #- | URL | 2014/01/24 10:07 * edit *

>>アジシオ次郎様
物事に終わりがやってくるのは致し方ないんで、こちらとしては惜しむしか無いんですよね。
『あぶさん』もそうですが、作者から「終わりです」と宣言されて終わるのは、まあ幸せな終わり方なんだろうと思います。『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』のように、作者急逝で終わってしまうのはやりきれないし(奇しくも両作品とも大人の事情で続いてますが)。『こち亀』と『ゴルゴ』も、もはや作者がいなくても続けられる形態になっていますね。
『美味しんぼ』は雁屋哲存命の間は続くでしょう。『浮浪雲』は…ジョージ秋山先生次第ですねえ。あれは他人には描けない。
『ジョジョ』サーガは、『ジョジョリオン』の後もまだ続きますよ。ある意味あきらめましたw。『スティールボールラン』が集大成だと思ってた時期もありましたが、あれはまだ続きます。

どの作品もどういう形であれ、完結はしてほしいですね。

メテオ #- | URL | 2014/01/25 03:32 * edit *

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