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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

『Go West』(ビレッジ・ピープル)(ペットショップボーイズ) 

最近、職場の行き帰りによく…ビレッジ・ピープルのベスト盤を聴きながら歩いてます。寝起きの頭をシャキッとさせ、疲れた体を癒すにはもってこいなんですよね。
ビレッジ・ピープルについては、2012年の3月のこのブログで『In the NAVY』について触れてますが、なんやかんやで廃れない名曲の多いグループだと常々感嘆してます。徹底して単純かつ楽しい音楽というのは強い。
で、今日触れたい曲は…これも名曲『Go West』です。

そもそも「Go West」というフレーズは、19世紀だったかのアメリカの政治家が、東海岸で建国以来急速に発展し手狭になりつつあったアメリカに危機感を抱き、若者達に西部開拓へ乗り出させるために発した有名なスローガン。歴史的にも大きく意義のあるフレーズで、現在でも事あるごとに引用されてます。
で…、このビレッジ・ピープルの『Go West』は、この有名なフレーズにもう一つの意味を持たせてあります。ビレッジ・ピープルといえば【ゲイ】ですが、ゲイの世界においてアメリカ西海岸というのは…天地なんだそうですw。自分は行った事がないので知りませんがね。
つまり、西へ行こう!→ゲイの世界へおいでという内容を、爽やかに高らかに歌い上げている、一大ゲイソングな訳です。
しかしこの曲、そんなことはさておいて、楽しくていい曲なんですなあ。
こういう曲なんですがね。

『Go West』(ビレッジ・ピープル) by ニコニコ動画

いやもう、実に楽しそうw。見てるこっちが幸せになる映像ですよ。
ボーカルのビクター・ウィリスの野太くてソウルフルな歌いっぷりもさる事ながら、バックで愉快に踊る5人(インディアン、警官、海兵、水道工事、カウボーイ)の雰囲気がたまらんね。インディアンの動きのキレも堪能。
この映像を見ながら、ボーカルはノンケで、後ろの6人は全員ガチホモという事実を思うと…笑えますw。
歌詞の意味も、表面上は真面目な啓発ソングなんですけど、ゲイへの勧誘だと思うと強烈ですねえ。「そこでは平和な人生を送る事が出来る」「解放感に溢れているんだ」「新しい人生を始めるために」とか、いやいやwスゴい歌詞ですよ。
ノンケな自分も、思わず西に行きたくなってしまうくらい素晴らしい曲です。(行きませんけど)


この曲が世に出てから13年ほど経った1993年。ペットショップボーイズがこの曲をカバーします。
ペットショップボーイズといえば、これまた【ゲイ】で有名ですが、ビレッジ・ピープルに対して並々ならぬ敬意を抱いている事もよく知られています。ゲイソングを次々と世界中で大ヒットさせた偉大な先達ですからね。
しかし、ペットショップボーイズの『Go West』は、ビレッジ・ピープルの持つ明るさではなく、なんというか…「ああ、イギリス人だねえw」という大いなる皮肉が満遍なく振りかけられています。嬉しかったんだろうなあ…。
どういう事かは、PVを見ると一目瞭然です。

『Go West』(ペットショップボーイズ) by ニコニコ動画

もうね、ソ連国家を巧みに織り込んだイントロからしてやってくれます。
赤い星が飛んでいった先には、ニューヨークっぽい都会と自由の女神(赤い)。赤い人達は次々と誘導されていく。「西へ」
そう、敬愛するビレッジ・ピープルの『Go West』に、ソ連崩壊の喜びを皮肉たっぷりに上塗りしたのが、このペットショップボーイズの『Go West』なのです。「ざまあみろ!東側の連中め。西へ来いや!」という事ですね。いやあ、イギリスのゲイはやっぱ違うわw。
このPVの妙な下品さもたまりませんね。自由の女神に扮してるのは何故か黒人の姉ちゃんだし、オレンジ色だし、ペットショップボーイズのお二人は相変わらず謎の格好をしてるし、極めつけはクレムリンの映像w。
ソ連崩壊はスゴく嬉しいんだけど、アメリカに対しても多少当て擦ってる感が、いかにもイギリスです。
ちなみにこの曲、アメリカではそうでもありませんでしたが、イギリスやドイツでは馬鹿売れしたんですよ。要は欧州的な発想なんでしょうかね。

で、そういう背景とか気にしない日本人は、これを単なるキャッチーな曲として捉え、巨人の清水のテーマ曲になってたりしましたね。巨人戦で清水が出てくるのを見ながら「清水はソ連崩壊が嬉しいタイプかな? それともゲイの都サンフランシスコに行きたいタイプかな?」と意地悪く考えていたものです。
ま、洗練された曲ですし、キャッチーさを優先するのも構いませんけどね。

ビレッジ・ピープルの果てしなく明るいゲイ賛歌の『Go West』も、ペットショップボーイズのソ連崩壊を皮肉たっぷりに揶揄した『Go West』も、どっちも名曲です。
まあ、どっちに転んでもゲイなんですがw、そういう背景を知っておくと一段と面白い曲であります。
行きたい方は、ぜひ"西"へどうぞ。
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2014/10/17 Fri. 05:34 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

ペットショップボーイズは初めて知りましたが

彼ら以前に「イギリスのビレッジ・ピープル」と評されたのがあって、それの曲がGTAVCやGTAVCSに使われてましたね。
VCで使われていたのの出だしは何度聞いても、
「チューちゃんロリポ」
にしか聞こえません。

ラングルトン #9f1FWi0Q | URL | 2014/10/17 22:31 * edit *

>>ラングルトン様
イギリスのビレッジ・ピープルですかw。まあ間違いではないですが。
ペットショップボーイズは最初からゲイを売り物にしていた訳ではなく、あるアーティストと言い合いになった際「このゲイ野郎!」と暴露されて、「お…おう!ゲイで悪いか!」とカミングアウトしたという事情ですからw。
まあ、カミングアウトして開き直ったんで、結果オーライですけどね。
才能はあって耳なじみの良い曲を作るんですが、おちょくったり皮肉ったりが好きなのが、彼らの個性といえば個性です。
番組とかテーマ曲とかにはよく流用されますし、"空耳"も多いですねw。追求すると面白いアーティストです。

メテオ #- | URL | 2014/10/18 02:55 * edit *

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