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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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日本のバスケットボール、最大の危機 

このブログでも時折NBAネタには触れてまして、もちろんバスケットボールは好きです。
日本のバスケットボールについては、それほど興味は無いというスタンスではあるんですが、今年は…日本のバスケットボールの存続に関わる大問題へのタイムリミットが迫っていて、その動向から目が離せない状態でして。
そして、ついに………協会は問題の解決を…投げ出しましたorz。

(ここから転載)

日本バスケットボール協会は27日、深津泰彦会長が引責辞任後初の新リーグ組織委員会を開いたが、男子のナショナルリーグ(NBL)とbjリーグの統合に向けた協議には全く進展はなかった。
次回会合は11月中旬の予定で、国際連盟(FIBA)に指摘された3つの問題点に対する、今月末の回答期限までの具体案取りまとめを事実上断念。
これにより、男女の日本代表が国際試合出場停止などの制裁を受けることが決定的となった。

星芳樹専務理事は同日、日本オリンピック委員会(JOC)を訪ね、期限内に両リーグの合意を得るのは難しいと報告した。

(転載ここまで)


終わった(失望の笑い)…。
日本のバスケットボールは終わりましたね。ここまで協会が無能だとはさすがに思わなかった。
これ、興味の無い人は何故こんな事態になっているのか経緯が分からないと思いますんで、ちょっと簡略に書きますね。

そもそもは、実業団バスケットボールのリーグをプロ化しようという動きが90年代あたりから一部にあったんです。それに対して協会はお茶を濁す空返事で対応していました。
バスケ協会というところは、"永遠に変わらない現状"というのが好きで、90年代の『スラムダンク』ブーム、NBAブームに対しても「大変迷惑である」と公式文書で言い放つくらい、何も起こらないでほしい組織なんですよね…。ファンもドン引きです。
しかし2000年辺りから不況による実業団撤退が目立ち始め、プロ化(興行権付与)を求める動きが加速。これに対し協会は、既存のリーグの名前をJBLスーパーリーグに改め、「そのうちプロ化するから」という対応で誤魔化します。実際は実業団チームの反対でプロ化なんて出来やしない状況だったんですが…。
2005年、業を煮やした新潟や埼玉のチームを中心に、完全プロ化されたチームによる『bjリーグ』がスタートします。
これに対し協会は、JBLを2007年から(一部)プロ化すると発表し、大学にも圧力をかけてbjリーグへの選手供給に圧力をかけます。こういう嫌がらせは早いのなw。
ところが2006年、せっかく誘致し開催した『バスケットボール世界選手権』がなんと大失敗。レブロン・ジェームス始め錚々たるプレイヤーが来日して試合をしたにも関わらず、マスコミは全て高校野球の"ハンカチvs田中"を熱狂的に報道し、大多数の国民が『世界選手権』が日本で開催されている事を知らない有様(13億円の赤字)。
この…世界中に恥を晒した大失態で協会は内紛に突入。その隙にbjリーグはどうにか軌道に乗っていきます。
そしてこの一件で顔に泥を塗られたFIBAが、「世界選手権失敗させといて、てめえら何やってんだゴラァ!」と目をつけてくる事にもなったのです。

あとはもう、JBL(豊富な資金力を持つ実業団チームが無双し、その他のチームは青息吐息)と、bjリーグ(営業に熱心で地域密着で集客もあるが、レベルは実業団チームには及ばない)が完全に対立。
協会は当初、bjリーグを非公認扱いにしていたものの、パナソニックですら休部する状況に折れ、bjリーグへの圧力を緩和し統合を図るも、そもそもの理念が違う犬猿状態のため進展無し。2013年にJBLから発展させたNBLで、bjリーグ側のチームを引き抜こうと画策するも1チームしか乗ってこず。
FIBAはこの状況を冷静に観察、協会が無能だと分かった上で「リーグ統一しないと国際大会から締め出すよ」と5年に渡って勧告。そのタイムリミットが2014年10月末日。
bjリーグは制御出来ず、実業団チームからは「プロ化なんてとんでもない話ですからね」と釘を刺され、身動きとれなくなった協会は夏に「bjリーグ側が合意しました!」と飛ばし発表するも、もちろんbjリーグの猛反発を買ってすぐ撤回w(もう馬鹿かと思ったですよ…)。
さらに、NBLのつくばが破綻、和歌山が賃金未払いとNBL側のチームに問題続発。協会も必死で実業団チームに企業名外しをお願いするも「NO!」。
そして………先日10月23日、協会の会長が「もう解決出来ませ~ん」と辞任逃走orz。沈む船から船長が真っ先に逃げたのです。


以上。まあ…全ての元凶は協会にあると言ってもいいんですが(リーグの対立はどっちもどっち)、実は問題は単にNBLとbjリーグの統一だけではないのです。
FIBAが勧告してきたポイントは、以下の三点。

【1】2つのトップリーグが併存している。
現在、日本には2つのリーグが併存しています。1つはJBAの管轄下にあり(NBL)、もう1つはJBAの傘下から離れたところで機能しています(bjリーグ)。
この状況は、JBA(協会)が日本のバスケットボールを完全に管理できていないことを意味しており、それはFIBAの基本規程違反です。

【2】とにかく組織改革しろ。
1の問題点に対応するため、JBAの内部組織と規律体制は改革が必要で、2016-2024の長期に渡る代表プログラムの戦略的な計画を導入する必要があります。

【3】国際試合を軽視している。
日本の高校組織は多くの数の大会を開催していますが、そのうちのいくつかは、FIBAが国際カレンダーにおいてユース世代の国際大会の期間として定めた時期に開催されています。
そのためこれらの高校は、選手たちを日本のユース世代代表チームに出したがらないという事態が起こっており、そのことが日本のバスケットボール発展に対して大きくマイナスの影響を及ぼしています。


今回の茶番劇で取り上げられるのは【1】ばかりですが(それすらどうにも出来ない訳ですが)、実は【3】の問題は相当根が深いんです。これについては、選手は無関係だの、女子は無関係だのとは口が裂けても言えない。
現在、日本の代表レベルにある選手の大半が、高校時代に…年代別日本代表を蹴ってインターハイに出ているからです。
もちろん自分の判断とは限らないし、監督からそうするよう強要されたかもしれない。しかし、日本代表より高校代表を選択した事は事実。だからこの件については、女子も同罪。
まあ一番悪いのは、『高校三冠』だの、何の役にも立たない称号を価値あるものに見せてきた協会ですけどね。FIBAもそこに怒っている訳で。
FIBAとしては、各国にトップリーグが1つあり、バスケットボールをやる若者がそこを目指し、国際試合がキチンと盛り上がるピラミッド型のスポーツ組織にしたい。要はサッカーワールドカップのような盛り上がりを作りたいと腐心している。
そういう視点で見ると日本は実に非協力的で、バスケットボールの普及活性化そのものが投げっぱなしでリーグまかせ。若者の目が国際試合に向かないように仕向けているとしか思われてない。
さて、果たしてこの問題、解決出来ますかね…? 自分は無理だと思いますよ。

5年待ったFIBAも、ついに日本代表の国際試合停止に踏み切るでしょう。五輪ももちろん不参加になります。バスケットボールは五輪の人気競技だというのに。
五輪に出れないという理由でJOCから除名されると、JOCに関係ないスポーツという事で国体や高総体、中体連から除外されるかもしれない。そしたら…バスケットボール部が消えて、同好会レベルのものになってしまう。
バスケットボール部が無くなったら、『スラムダンク』も『黒子のバスケ』も『ハーレムビート』も全部お終いですよ。体育館からバスケットボール用のゴールが外される日も近い。新規の体育館には設置されない。
…そういう可能性を、協会は考えた事があるんですかね。いや、自分達の事しか考えてないでしょうね。

とにかく11月になってみないとFIBAの出方は分からないけど、日本のバスケットボールは最大の危機に直面しています。
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2014/10/28 Tue. 03:36 | trackback: 0 | comment: 0edit

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