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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『汚れた英雄』 

自分の中のイイ男とは…「くさかりいいいい、まさおです!」でおなじみの草刈正雄にトドメを刺します。

先日、職場でイイ男論議になった時、「そりゃあ草刈正雄だろう!」と言ったら…20代はおろか30代に乗った女子にまで「…誰?」と冷たい反応をされました。そりゃあないぜベイベー!
確かに、最近は草刈といえば民代みたいな風潮になってますし、草刈正雄も渋い演技派へと変貌を遂げ(この方、実は脇役やコメディの方が好きなんですよね)、流行りのドラマや今風の日本映画にはお呼びがかからなくなってます。
しかしね、自分が生きてきた中で、この人ほどカッコいい男はいないんですよ。キムタク?馬鹿言っちゃいけません。引き合いに出すのもおこがましいわ。
父親がアメリカ人のハーフで彫りの深い顔立ち、身長185cm、それでいて母との貧乏暮らしで苦労しながら、ようやく資生堂専属モデルの座を掴む。その上で演技を真摯に勉強し、その後の活躍に繋げていった…。顔だけの人じゃないんですよ。
まあ、ウチの父親が資生堂MG5の愛用者で、あのキャップの取り方や櫛アクションを楽しそうにやっている姿の記憶のある身としては(昭和一ケタのくせに、たまにノリが軽い父親w)、草刈正雄は絶対的にイイ男なんです。

今日のお題は、そんな草刈正雄抜きでは作れなかったであろう題材。大藪春彦の『汚れた英雄』の実写映画化です。
『汚れた英雄』は、二輪レースの天才である主人公・北野晶夫が世界を転戦しながら、その類い希なる美貌を武器にパトロンの女を次々と餌食にし、財産を築いていく話。才能と野心に満ち溢れたジゴロと言ってもいいでしょうね。
つまり、この作品の映画化には絶対的に説得力のある美形、イイ男が必要なんです。単にイイ男というならそれなりにいるでしょうけど、年齢や背格好、万人が…まあ文句は無いよねというくらいのイイ男となると難しい。
この原作があって、野心家プロデューサー角川春樹がブイブイ言わせていて、草刈正雄という俳優がいた。なんというか、奇跡のようなタイミングで映画化されたと思います。

さすがに壮大な原作をそのまま映画化する訳にもいかず、スケールは小さくしてエッセンスだけ残した感じで映画化されてますけど、草刈正雄はやはりハマり役です。ある程度格好のついた映画化になったのは草刈正雄のおかげでしょう。その他、勝野洋や木の実ナナもまずまず。浅野温子が初々しい役だわw。
YAMAHAの全面協力が得られたことで、菅生サーキットで実際のYZR500を使ったレースシーンが撮影でき、カースタントを平忠彦がつとめるという、邦画とは思えない豪華な画が撮れたのも僥倖。
ただ、監督の決定が難航し、結局プロデューサーの角川春樹自らが初メガホンを取るという事になってしまったのがもったいない。角川春樹は『汚れた英雄』を皮切りに、『愛情物語』とか『天と地と』とか数作の監督をやってますが、…正直、ちっとも上手くないんですよねえ。確か、失敗したら切腹するとかで短刀持ち込んで撮ったという逸話があったと思いますがw、切腹する覚悟があるんならマシな監督をブッキングしてくれよ。
それなりに手腕のある監督ならどう撮っただろうか…というのが、この映画の心残りですねえ。

映画監督としての角川春樹はヘボですが、プロデューサーとしてはやはり超一流です。
角川春樹は「映画には主題歌が無ければいけない」というのが持論で、角川映画第1作の『犬神家の一族』こそインストロメンタルだったものの、以降は全作品に主題歌をつけました。それも単なるタイアップではない、映画の為に作られた主題歌を。
そして『汚れた英雄』には、こんな神曲を用意してしまうんですからねえ。


映画『汚れた英雄』オープニング映像 by ニコニコ動画

このオープニング、メチャメチャいいっすよねえ。
草刈正雄のカッコよさ、際だつ身長もさることながら、押しがけスタートの緊張感と、ヒラリと乗る瞬間のストップモーションからタイトルというのが、悶絶級のカッコよさですよ。そして走行車載カメラ映像に被さる主題歌。たまらん。(惜しむらくは、映画本編が今一つ…)
いやもう、この曲は本当に神懸かってます。聴くと血が沸騰するような感覚に見舞われますし、車の運転中に聴くのは危険極まりないです。
自分は高校時代自転車通学でして、愛車ブリヂストンロードマン12段変速を駆り、毎朝8kmの道のりをタイムアタックして疾走してましたが、脳内BGMは大方コレでしたw。♪Riding High~

ついでに、曲のオリジナルも貼っておきますね。

『汚れた英雄』(ローズマリー・バトラー) by ニコニコ動画

問答無用のカッコよさ、疾走感、ローズマリー・バトラーの説得力溢れる歌唱力、英語歌詞なのにサビが聴き取りやすい。
こういうキャッチーな主題歌を映画のために用意出来るのが、当時の角川春樹のスゴいとこだと思うんですよね。本当にプロデューサーとしては超一流。
つくづく、監督が違う人ならなあ…。

ちなみに、この『汚れた英雄』の配給収入は16億円。今の言い方の興行収入に直すと、おそらく40億円弱くらいじゃないですかね。角川映画の中では中ヒットくらい、思ったよりは伸びなかったというのが一致した見方ですね。
しかし逆の見方をすれば、二輪レースというジャンルの作品にこれだけ客が入ったのは偉業なんですよね。この映画が公開されてから30年以上経つのに、いまだに二輪レース映画の金字塔であるし、誰も続いてこない。
出来には不満はあるけれど、80年代に花開いた、二輪レースカッコいいよね文化の一翼を担ったのは間違いないでしょう。

数年前にあった、スロット『バリバリ伝説』でボーナスを引き続けると、この『汚れた英雄』の主題歌が流れ出すんですよねw。やっぱ二輪レースといえばこの曲ですかあ…と思ったものです。
自分は今でも通勤時に、CDウォークマンでよく聴きますね。歩く挙動もレースモードになりますよw。
ともかく、草刈正雄のカッコよさ、主題歌のカッコよさ、映像のカッコよさを見たければ是非この映画をどうぞ。…映画としてはアレなんだけど。
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2014/11/09 Sun. 03:09 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

当時、草刈正雄に大麻疑惑が持ち上がり、映画の試写会の時に司会者が思わず「それではごらんください、『汚れた俳優』」と言ってしまったというネタをビートたけしのオールナイトニッポンでやってたのを思い出しました。今や、マキタの草刈り機のイメージキャラクター。年をとってもカッコいいですよね。

突然段ボール #- | URL | 2014/11/09 22:54 * edit *

>>突然段ボール様
角川映画における草刈正雄というと、もう一つあるんですけど…そっちは草刈正雄主題には出来ないのでw、今回こういう形で書きました。
超二枚目だった頃から『プロハンター』みたいな軽めのノリが好きだったみたいですが、現在はそれを楽しんで演じている気がします。ケータイ刑事シリーズとか。
かと思うと、大河ドラマで企み系悪党とかもやりますんでね。こういう変遷はいいなあと思います。
たけちゃんのANNはトバしてましたよねえw。週刊ポストのたけちゃんの連載など今でも読みますが、あの頃のキレ味は…。

メテオ #- | URL | 2014/11/10 09:25 * edit *

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