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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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クラスみんなで『愛と青春の旅だち』 

以前、このブログでレンタルビデオの勃興期の頃の話を書きました。
1泊2日で500円とか下手すっともっと高い金額なんだけど、フェリーに乗って2時間半だの3時間だの揺られて佐世保市や長崎市に行かないと映画館が無い離島で、しかもTVはNHKと民放2局という…"生まれた場所が悪かった"自分らにとって、レンタルビデオというのは福音でした。
とはいえ、ウチにビデオデッキ様がやって来たのは高校2年の春なんでw、周りに比べるとちょっと遅かったんですけどね。だから、レンタルビデオにまつわる記憶は、いつも友達の家ばっかりです。自分で借りてきて自分で見た最初のビデオソフトは、たぶんAV(以下自主規制)。
そんな、レンタルビデオが絡んだ一つの思い出。

メテオ君がまだ高校3年生で、持久力とか角度とかバリバリ元気だった頃の話。
とは言っても、時期はもう1月。もうすぐ卒業でやんす…という浮かれてのんびりした毎日を送っていた頃です。
うちの担任は英語担当だったんですが、割と話せるタイプの気さくでざっくばらんなおっさんでした(今の自分より年齢は下だったはずだけどw)。そういう人ですから、そんな時期にまともな英語の授業をやっても…こいつらは聞きやしないという事を悟っていたのでしょう。
ある日の英語の授業が終わる時、担任は言いました。
「次の水曜日の英語の授業は2時間ぶっ続けだから、視聴覚教室で洋画を見せてやる(ニヤリ)。何を見たいかまとめておけ」

自分ら一斉に歓声(実に単純)。そして何の洋画を見るのかアンケートが活発に行われます。
担任の出した条件は、吹き替えじゃなく英語音声で日本語字幕であること。まあ仮にも英語の授業ですからなw。それと2時間ぶっ続けの授業時間内に収まること。レンタルビデオで借りられる映画であること。
クラスの中で三々五々意見が出たものの、どこのクラスにもいるであろう姦しい女どもが少数意見を潰していき、最終的には2つの案がまとまります。
『トップガン』 or 『愛と青春の旅だち』
この2本の映画のどっちにするかで最終調整に入り、一時は『トップガン』でまとまったような情報だったんですが、どういう経緯か『愛と青春の旅だち』に決まってました。恐いねえ、女は。

そして当日。
我がクラスは視聴覚教室にルンルン♪と移動。さあて、英語の授業よお!
着席して今か今かと待ちわびる自分らに、担任が「お前ら、いつもこれくらい積極的に授業聞けよw」と苦笑しつつ、レンタルビデオから借りてきた『愛と青春の旅だち』のソフトをセットします。離島の高校の視聴覚教室が、ちょっとした映画館になったのです。
その時の自分は、『愛と青春の旅だち』という映画については予備知識ほとんど無い状態でした。
「まあ、女子が見たがっている映画だから、そんな大した事は無いのかな」くらいの心づもりでしたね。

映画は、父親と二人で退廃堕落した生活を送っていたリチャード・ギアが、一念発起して海軍士官養成学校の門を叩くとこから始まります(バイクでやってくるリチャード・ギアがカッコいい)。ここで13週間厳しい訓練をこなすと、晴れて士官となることが出来る。ただし、そう簡単な話ではない。
士官学校の"鬼軍曹"ルイス・コゼット・ジュニアは、候補生達に対して悪口雑言、罵倒、そして過酷な訓練を課す。そうやってついていけない者を削ぎ落としていく。
リチャード・ギアは鬼軍曹に目をつけられ、事あるごとに辛くあたられるが、そんな中でも恋愛をし、不正行為を働く。
しかし、親しくしていた友が訓練に適応出来ず失格となり、付き合っていた女にも愛想を尽かされて、自殺。そしてリチャード・ギアも不正行為を暴かれて放逐されそうになる。
リチャード・ギアは「もうどこにも行く所が無い!」と泣きながら絶叫し、鬼軍曹と心底ぶつかり合い、残留を許され、そして13週間の課程を修了する。
卒業式、士官となったリチャード・ギアに鬼軍曹が見事な敬礼。「お前を忘れない」と言うリチャード・ギアに、「早く行け」と小声で返す鬼軍曹(誰が何と言おうと名シーン)。
そして、町工場で働く女の元に士官の制服で現れたリチャード・ギアは、お姫様抱っこで女を連れて去っていく…。

まあ、そんな映画ですよね(ネタバレもいいところ)。
映画通の人には割とけなされがちで、半笑いで語られる事もよくある映画ではあります。そういう見方をされるのは致し方無いんですけどね。
でもね、卒業を間近に控えた高校3年生の集団には、結構響いた映画だったんですよ。女子は泣いとるしw。
女子はもちろん、かの有名なお姫様抱っこラストシーンがお気に入りなんですけど、我々男子は断然…卒業式での鬼軍曹とリチャード・ギアでしたね。ルイス・コゼット・ジュニアはこの鬼軍曹の演技でアカデミー助演男優賞を取ったんだけど、そりゃもう大納得の受賞ですよ。
女子と男子がそれぞれ感動するポイントを押さえているのが、この映画の肝ですよね。軽んじられる映画なのに、好きな人も割と多い理由はその辺にありそうです。
その後、男子の間で集団で学生帽を投げ上げるのが流行ったことは言うまでもありませんw。

そしてこの映画を彩ったのが、あの有名な主題歌。
80年代の映画音楽としても欠かせないし、デュエットソングとしても一級品で、風邪で声がガラガラの時に歌う三大曲の一つでもあります(『ボヘミアン』『ダンシングオールナイト』『愛と青春の旅だち』)。
まあ、問答無用で聴いてみましょう。


『愛と青春の旅だち』主題歌 『Up Where We Belong』(画質良いが名シーン少な目) by ニコニコ動画


『愛と青春の旅だち』主題歌 『Up Where We Belong』(画質悪いが名シーン多め) by ニコニコ動画


なんといっても、ジョー・コッカーの良い感じでしゃがれた声ですよ。これがたまらん。女の方は…別に。
ピーボ・ブライソンみたいな朗々とした伸びる声も好きですけど、この曲はもうこれじゃないといけません。
映画の雰囲気と、曲の雰囲気がよくマッチングした、まさに主題歌だと思います。…風邪ひいた時しか歌えないけど。

昨日、ジョー・コッカーが70才で亡くなったという訃報を聞いて、「ああ、俺の高校時代の思い出がまた一つセピア色になっちまったなあ…」と溜め息一つ。リチャード・ギアも白髪の初老になってしまったし。「HACHI~」
タイトルも内容もいかにも80年代の、世間的にはベタな展開の映画なんだけど、ベタにはベタの強みがあって、いつまでも語られるのよ、あの主題歌とお姫様抱っこと共にね。
映画館が無い島の、高校の視聴覚教室でレンタルビデオをクラス全員で見たという思い出は何物にも代え難いもんです。…ちょっとしたベッドシーンもあるんで、皆…妙な雰囲気で見てたなあw。よくまあアレを視聴覚教室で見たもんだ。太っ腹の担任に感謝。
将来は、「お前を忘れない」と言えるような立場になって、女性をお姫様抱っこして去っていくような人間になれるといいなあ…と…多少思いもしたんですがw、すっかり忘れられた人間となって、重い物を持ち上げる時は「よっこいしょ!」と口走るようになってしまいました。
人生とは、ままならぬものです。士官たるもの紳士たれ。
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2014/12/25 Thu. 03:50 | trackback: 0 | comment: 0edit

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