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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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"リー"という猫の思い出 

小学6年の夏、あまり旅行をしないメテオ家には珍しく…福岡に一週間ほど旅行をしまして。
旅行といっても宿泊先は親戚の家で、記憶鮮明なのは…近場のジャスコ系ショッピングセンターに行っただけでワクワクして(すいません、離島の子なんですw)、なぜか3000円程度の顕微鏡を買ってもらったんですよね…。いやあ、なんでアレを欲しがったんだかw。
あと、母親が何を思ったか…「腕時計を買ってやる」と言い出して、アナログよりデジタルに魅力を感じていたお年頃でしたから、当然デジタルを買ってもらいました。…まあ、昔は腕時計が成長の証みたいな感覚ありましたしね。現在もデジタル派です。
確か天神のデパートにも行ったはずなのに、ジャスコみたいな方が印象的というのも実に小市民な話です。
この旅行によって、「やっぱ住むなら都会がいいよね」という信念が自分の中に芽生えたという、人生に大きな影響を与えた一週間でした。

約一週間の福岡滞在を終えてウチの離島に帰る時、宿泊した親戚のお子さん二人(小2女と小1男だったかな)を同伴したのです。離島の子が都会を満喫するのとは逆パターン、都会の子が離島を満喫しに来た訳ですね。
で、来るやいなや…奴ら(あえて"奴ら"と書かせてもらいます)は全力で遊びだしましてねw。すげえパワーだった…。
今思えば、都会の子がいかに海や山に飢えていたかが伺えるんですが、当時の自分にとってはそんなもん日常、当たり前に存在するものであって、「わーい!海だあ!」と毎日毎日毎日毎日泳ぎに行くようなもんじゃなかったんですよ。価値観の相違ですな。
来て数日は…まあ突然妹弟が出来たようなもんですから相手して遊んであげてたんですけど、一週間もする頃には「…ダメだ、奴らにはついていけんorz」とゲンナリしていましたw。言うても自分は小6ですからねえ。
結局、夏休みの最後の最後まで滞在して帰っていったんで…3週間以上いたんですけど、この期間もまた自分の人生に大きな影響を与えました。
…自分、すっかり子供が嫌いになりました(笑)。今でもそうです。

さて、ここから本題。
ある日、その親戚の子らを連れて町内のあちこちを歩いて回ってたんですが、ふと…「防波堤に連れていくかあ」と港の方へ向かいます。港をやり過ごして、漁協の横を通って、海へ長く突き出た防波堤の先の方まで行きます。
子供がそんなとこへ行くなんて…とおっしゃる向きもありましょうが、島の子供はそんなもん屁とも思ってません。たまにそこで釣りもしてましたしね。まあ、連れていった子らが危なくないよう、小6なりに気は配ってましたけど。
で、波景色を満喫したところで、ぼちぼち戻るか…と防波堤を降り、漁協のとこまで来た時に…自分ら3人の方にヨロヨロっと子猫が現れたんです。運命の出会い。生後…1ヶ月くらいでしょうか、白主体の三毛猫、メス。ミャーミャー鳴きながらすり寄ってきます。
普段の自分であれば、ちょっと触ってさようならだったはずなんですが、なんとなく気が大きくなっていたんでしょうか。「…拾って帰ろう」と子猫を抱き抱え、3人で結構歩いてウチまで連れて帰りました。今考えても…何故拾ったのか謎。

それまでウチではペットなんぞ飼った事が無く(親父が一時メジロを飼育してたくらい)、果たして母親に受け入れてもらえるのかドキドキもんだったんですが、親戚の子らがいたせいか意外とすんなり飼う許可が出ました。
漁協とウチでは場所が全く違うので子猫は面食らったでしょうが、なんやかんやで居着いて慣れていきます。
そして、拾ってきた首謀者として、自分が『リー』という名前をつけました。…ええ、ブルース・リーの『リー』です! メスだとか細かいことは気にしちゃいけない。
そして、親戚の子らが福岡へ帰った後も、リーはウチの一員としてポジションを確保したのです。

来た当時は飢えた子猫でしたから、カボチャだろうとコロッケだろうとガツガツ喰ってたんですよ。猫は雑食ですからね。
ところが、母親の機嫌がいいとエサのグレードが上がったりするんですが、猫はその味を覚えちゃうんですね。以前食べていたはずのエサに見向きもしなくなるw。
「ニャー!(コレじゃなくてアレ食べさせろ)」とだんだん贅沢になってきて、母親がブツブツ言いながら魚を煮て、それを置いてやるとおもむろに喰いだす。主客逆転とはこの事です。
自分は直接害は無いので気楽に眺めつつ、「猫ってのは王様だな」と思っていました。

ウチの周囲は全て水田か水田跡地なもんで、リーにとっては格好のフィールド、縄張りの女王として君臨していました。
あちこち散歩してきては戻ってエサを喰い、ゴロゴロと甘えて寝たらまた外出して散歩。
ケンカもしばしばやってましたが、大概勝って戻ってきてたようです。飼い猫となった割には俊敏にして油断しない猫で、そこはもともと野良を拾ってきたという出自だからでしょうか。
野鼠もあっさり捕まえて、キュッと息の根を止めたら…何故かウチの母親のとこに持ってくる習性がありましたw。ツバメやスズメも同様によく捕まえてましたが、自分らに見せたら…満足して去っていくんですなあw。食べないけど狩りはする、成果は見てほしい、猫心というやつでしょうかね。
ちなみに、リーの子供を一度育てた事があるんですが(オス)、こいつがもう木偶の坊でw、野鼠やツバメを捕まえるなんて無理ゲー、リーが狩って満足した野鼠とかを喰う役目に甘んじている有様。
「…ああ、政治にしろスポーツにしろ、二代目ってのは無能なんだな」と勉強になりました。

印象的な出来事を一つ。といっても、自分はその場にいなかったんですがね。
とある夏休み、母親が門の横にある花壇の手入れをしていた時のこと。
自分の同級生の女子(クラスは違う)が、飼い犬の散歩でウチの門の前を通りかかった時、その散歩中の犬がウチの母親に向けてバウバウ吠えまして。まあ犬ですからな。
と、その瞬間どこにいたのか、リーが物凄い勢いで飛んでくるや母親と犬の間に割り込んで、毛を逆立てて強烈な剣幕でギャウギャウ唸りまくって、今にも犬に飛びかからんばかり。
母親も同級生の女子も完全にフリーズする中、「テメエこの野郎!よくもこの御方に吠えやがったな!ただじゃおかねえぞ!」と臨戦態勢のリーに、気圧されながらも吠える犬という愉快な図が展開していたそうです。
とにかく同級生の女子にそそくさと移動してもらって、血を見る事態は避けられたそうなんですが、母親は「猫って情が厚いんだか薄いんだか分からん」と笑っていました。
昨年だったか、YouTubeで"飼い主の子供を襲う犬に体当たりして撃退する猫"の動画が話題になりましたが、あれを見た時に「ああ、リーの一件はこういう感じだったんだろうなあ」としみじみ思いました。
飼い猫なのに運動が行き届いてシャープな体つきをしていましたし、リーという名前の由来に恥じない、まさに女王だったんですよ。

そんな猫だったんですが、晩年はだいぶ大人しくなってましたねえ。
自分は高校を卒業して、念願の福岡市へ進出。日々を楽しく暮らしていたんですが、その年の冬だったか…母親から電話で、リーの訃報を聞きました。
どうも犬とケンカして深手を負ってしまったようで、かなり傷ついて帰ってきたそう。そうか…負けて帰ってきちゃったのか…無理しやがって。
それでも母親がこまめに世話をして、だいぶ回復してきたというところで…風邪を引いてしまったそうで、一気に弱ってしまったらしいです。
様子は逐一見ていたんだが、ちょっと目を離した間に…亡くなっていた…と泣く母親。最期を看取れなかった事を悔やんでいました。
「アンタが拾ってきたのに、一家四人でアンタだけいなくてねえ…」と言われて、ああ…俺が拾ってきたんだったなあ、あの日あの子らを連れて漁協の側を通らなかったら、リーはウチに来とらんのだ…とその時改めて認識しました。
その日の夢の中に、リーが出てきたことは言うまでもありません。

以来、猫は大好きだけど、独り身もあって飼うことはありませんね。
田舎特有の自由なフィールドを駆けていたリーを思い出すと、都会で猫を飼う気がしないのです。
2月22日、猫の日。猫の思い出を書いてみました。
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2015/02/22 Sun. 03:25 | trackback: 0 | comment: 0edit

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