10 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 12

メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --. --:-- | trackback: -- | comment: -- | edit

『スーパーX2のテーマ』(ゴジラvsビオランテ) 

『ゴジラvsビオランテ』は大のお気に入りの映画の一つです。
初めて映画館で見たゴジラ映画であり、かつゴジラ映画で唯一2回映画館に足を運んで見た作品です。それくらい面白かった。
その後、LDにDVD、スカパー!での放送などで都合何回見たんだか分かりません。20回は楽に見てるはず。
ゴジラ映画で一番好きかと言われると…難しいとこですw。『ゴジラ(1954)』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣』『総進撃』『ゴジラ対メカゴジラ』なんかがありますからね。
ただ、平成vsシリーズとミレニアムシリーズ限定でということなら、間違いなくナンバーワンの作品でしょう。

『ゴジラvsビオランテ』は異端の作品です。
脚本が公募であり、遺伝子工学を軸にした物語は大人向けです。そして新怪獣ビオランテよりも、いかに自衛隊がゴジラを止めるのかに主眼が置かれています。(ビオランテは白神博士のアレな行動から生まれただけだし)
自衛隊が死ぬほどカッコいい映画といえば『ガメラ2・レギオン襲来』ですが、『ゴジラvsビオランテ』はあそこまで徹底したシナリオではありません。架空の兵器やチームもふんだんに出てくる怪獣物です。まあ…徹底しないとこがゴジラ映画なんですけどね。
それでも、ゴジラ映画の中では自衛隊をカッコよく見せることに最も成功している作品だと思います。

この映画の異端さが際だつのは、公開当時は少し異色だけどいつものゴジラ映画みたいな扱いだったのに、年月が経過するにつれ次第に評価が上がった事ですね。
まあ、この作品以降のゴジラ映画に傑作が無かったのがデカいんですけど、この作品だけが充分な準備期間とバブルの恩恵を受けたというのもあるんじゃないかなあ。作りが贅沢かつ余裕があるんですよ。作品のアチコチに新時代の怪獣映画を模索する試みが入れられ、ちょっとした遊び心も混ざっている。だから他作品に比べ、印象的な場面や台詞が多いんです。
精神科学研究室の子供達が一斉にゴジラの絵を掲げるシーン、"噂のヤングエリート集団"黒木特佐着任のシーン、「本当かよ?」「本当です!」、常に他人事なマッドサイエンティスト白神博士、「アーメン」、ワイヤーフレームの自衛隊vsゴジラの配置図シーン、「待ってください、間に合いません」、「ありったけのミサイルとバルカンでなんとか」、大阪で対峙するゴジラとスーパーX2、ツイン21での作戦に殉じた権藤一佐「薬は注射より飲むに限るぜ!ゴジラさん!」、激走するビオランテ、そして沢口靖子…。
話のテンポもサクサクと進むんで、見ていてストレスが無い娯楽作品だし出来は非常にいいんです。ビオランテも最終決戦では植物とは思えん強さを発揮するし。
自分みたいに好きでたまらん派と、どうも肌に合わない派がクッキリ分かれる作品ですが、『vsスペースゴジラ』みたいな救いようが無い作品に比べたら、評価にメリハリがあるのは良い事です。

『ゴジラvsビオランテ』が異端であるもう一つの要素が、すぎやまこういちの音楽。ゴジラ映画中唯一の担当作品で、なぜ起用されたのかは分かりませんが(前作『ゴジラ(1984)』の音楽担当が弟子の小六禮次郎だった繋がりかも)、ここにも新時代の怪獣映画を目指したい意図があったのかもしれません。
すぎやまこういちといえば『ドラクエ』ですが、特有の静かで雄大な旋律がこの作品にはよくマッチしてるんですよ。サントラも映画館で見た直後に買って、いまだにちょくちょく聴くM@STERPIECEの一つです。(ゴジラ映画は伊福部御大じゃないと認めないと意見は否定しませんけどね)
中でも特に気に入ってるのが2曲あって、一つは自衛隊が集結する際のマーチなんですが、これが牧歌的な出だしなのに次第に立派なマーチに変貌していくんですよね。
そしてもう一つは、この映画の顔とも言える名曲です。

『スーパーX2のテーマ』 by ニコニコ動画

いやいやいや、勇壮でカッコよく、伸びやかな旋律で美しい。スーパーX2の活躍シーンが印象的ですが、ゴジラが海に帰っていくラストシーンからエンドロールにかけてフルコーラスで流れるという、主題曲でもあります。
一時期は寝起きに必ずこれをかけて着替えたりしてましたw。思い入れもあって気合い入りますよ。ワクワク感がケタ違いだ。

"vsシリーズ"の裏主役ともいえる自衛隊の対ゴジラ超兵器スーパーXシリーズ。
初代は『ゴジラ(1984)』に登場し、カドミウム弾を切り札に一旦はゴジラを止めたものの、復活したゴジラに通常武装は効かず為す術無く敗れ、乗組員も殉職。
その反省から生まれた『vsビオランテ』でのスーパーX2は完全無線操縦の無人化が図られ(空を飛ぶだけでなく水深1000mまで潜れるチート性能)、カドミウム弾ではなくゴジラの熱線を反射するファイヤーミラーを武器に善戦するも、ミラーを溶かしてしまうゴジラのタフネスぶりに敗北。ツイン21までゴジラを誘導したのが最後の大仕事でした。(無線操縦担当は無名時代の豊原功補と鈴木京香)
このスーパーX2が、メインテーマに乗ってゴジラと戦うシーンの突き抜けた明るさこそが、この映画の"色"だと思うんですよね。無線操縦ということもあって悲壮感を徹底的に排除している。バブルに湧く時代に悲壮感は合わない、この時代だったからこその演出とテーマ曲です。
このスーパーXシリーズの比較をするのに打ってつけの動画があってですね。

各スーパーXの劇中説明動画 by ニコニコ動画

映画の中でスーパーXシリーズの説明をするシーンを繋げてある動画ですが、これを見るとスーパーX2が異端なのがよく分かります。
"空飛ぶ炊飯器"こと初代と"空飛ぶ冷蔵庫"ことスーパーX3はカドミウム弾を切り札にし、説明も重々しいものになってます。(そもそも初代は、内閣が小林桂樹や小沢榮太郎や金子信雄だからなあw)
対して"空飛ぶアイロン"ことスーパーX2は説明に重さが無く、あまつさえ峰岸徹と永島敏行の掛け合いがある始末w。この映画の魅力が端的に現れています。
スーパーX3は中尾彬の語りですが、BGMも相まって最終兵器感がありありですね。
もう一つ、それぞれのスーパーXの音楽を聴き比べてみると一層ハッキリします。

各スーパーXのテーマ曲比較 by ニコニコ動画

初代の小六禮次郎によるテーマ曲は間違いなくカッコいいんですが、旋律の美しさが入っているところが師匠すぎやまこういち譲りだと思います。
で、スーパーX2のテーマ曲はやっぱ毛色がメチャメチャ違うんですよね。無線操縦で誰の犠牲も出ないことを逆手に取って、伸びやかで希望溢れる曲なんです。3機の中では一番あっさり敗れましたが、スーパーX2はあくまで作戦遂行上の一戦力という描き方でしたし、問題はありません。
そしてスーパーX3のテーマ曲はもうw、伊福部御大渾身の最終決戦兵器の為の傑作です。実際ゴジラを沈めるほどの活躍ですから、このテーマ曲で問題ありません。いやあ身体が動くわw。
最後に入っているオマケは、…怪獣大戦争マーチの方がいい気もするなあ。
余談ですが、『ゴジラvsビオランテ』を見た伊福部御大が、作品内で一部流用されていた自身の曲に対して「これじゃダメだ!」と不満を持ったのが、『vsキングギドラ』以降の伊福部昭再登板に繋がったと聞いたことがあります。
伊福部御大の新曲は嬉しい反面、これで結局"新時代の怪獣映画"は終わって昭和に戻ってしまったというのが、どう評価していいのやら…難しいです。ミレニアムシリーズまで来ると大島ミチルとか起用されるんですがね。
それだけに、『ゴジラvsビオランテ』でのすぎやまこういちは異彩を放っているのです。

先日、BS日テレで『ゴジラvsビオランテ』が放送され、ちょうど休日だった自分は…2ちゃんねるの実況板のレスを追う形で"見て"いました。レス見てりゃどの場面かすぐ分かりますからね。
バブルの余裕が生んだゴジラシリーズの異端作。ここで示された可能性が"平成ガメラ三部作"にも繋がっていったと思ってます。…ゴジラシリーズには何故か繋がらなかったけどw。
この名曲を聴いたら名シーンを思い出し、そして最後に天にのぼる沢口靖子を思い出しましょう。(映画館で2回とも爆笑だったなあ………w)
関連記事
スポンサーサイト
2015/03/14 Sat. 04:18 | trackback: 0 | comment: 0edit

コメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック
トラックバックURL
→http://meteorsan.blog107.fc2.com/tb.php/1756-59818fc2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。