09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --. --:-- | trackback: -- | comment: -- | edit

『MAY』(斉藤由貴、谷山浩子) 

斉藤由貴は、自分にとってそれはもう特別な存在です。メテオ十二女神の一人でもありますし(また適当な事を書いていますw)、デビュー以来一貫してずっと好きです。


(ここから転載)

――先ごろ30周年記念アルバム『ETERNITY』が発売されました。
今作は、さまざまな“愛の形”をコンセプトにジャズのスタンダードナンバーに挑戦されましたけど、どのような経緯で至ったのですか?
【斉藤由貴】実は……発端は大したことではなくて(笑)。
25周年の時に久しぶりに本格的なライブを行ったんですけど、その際、いわゆるアイドル時代から応援してくださる方々の前に立ちまして。
皆さんすっかり父となり母となり(笑)。

――ファンの方も“大人”になられていたワケですね。
【斉藤】そうなんです。きっと、大学生くらいの子どもがいるんだろうなぁとか考えたり(笑)。
その25周年のときに、私自身も月日の流れというか、人生を俯瞰で見られるようになってきたなって感じたんです。
じゃあ、30周年で何かをするにあたって、また「人生とは?」みたいなテーマにすると、ちょっとウルサイかなって(笑)。

――30周年はもっとライトに行こうと(笑)
【斉藤】私の特徴として、この30年間、所属事務所を一度も変わることなく歩んできたということは凄く大きいと思うんです。
ずっと一緒にいるスタッフが凄く多くて、当然、私のことをよく理解してくれている。
そんな彼らが「こんな感じのコンセプトはどうか?」と言って持ってきたのが、今回のジャズスタンダードナンバーのカバーだったんです。

――でも、しっかりと統一感がありますよ。斉藤さん自身にとっても大事な曲も収録されているでしょうし、30年の軌跡が収刻まれている感じが伺えます。
【斉藤】そうですね。私自身の恋愛体験を表現するような思い入れのある曲も入っています。
ただ、それ以外にもディレクターさんが、「この曲、由貴ちゃんに歌って欲しいなぁ」とか、元マネージャーさんが「僕、この曲、凄く好きなんだ~」っていう曲もありますけど(笑)。

――やっぱり信頼関係があればこそですね。
【斉藤】30年って結構長いと思うんです。それだけの歳月を共有してきた人間が“思い入れてくれる”というだけでも、とっても嬉しいことですよね。
それに私自身も年を取りましたから(笑)。年を取った分歌える歌もあるんじゃないかなって。

――今の斉藤さんだからこそ歌いこなせる曲ということですね。
【斉藤】ある程度の年齢と経験を重ねたことで、歌っても無理のない曲というのがあると思うんです。
今回収録された曲は、曲自体のパワーや後世への影響力が高い曲ばかりなので、私なりに薄っぺらな感じにはしたくなかったんです。
そういう意味で言えば、やっと今になって歌えたのかなって。

――まさに30周年に相応しい曲。
【斉藤】ただ、レコーディングを終えて、アルバムを通して聴いた印象としては、「30年経っても、下手な人は下手なんだなぁ~」って(笑)。

――いやいや! そんなことないですよ。
【斉藤】やっぱり、私、歌下手じゃんって(笑)。ただ、私をアイドル時代から応援してくれた方が、父となり、母となり、頑張って家のローンを返済してたり頑張っているんですね。それこそ恋愛どころじゃないって方が多いと思う。
でも、昔は文字通り胸が締め付けられるような恋愛を経験して、月に吠えたり海に吠えたりしていたんですよ(笑)。

――何かインタビューで、斉藤さんが「恋愛って、客観的に自分自身を見つめることとか、社会的地位を“踏み外す”行為」だということをおっしゃっていて、凄く実直なコメントだなぁって印象的だったんですよ。
【斉藤】私、そんなこと言ってましたっけ(笑)。まぁ、理性を超えた情動というのはありますよね。

――恋愛中の“溺れている感覚”がこのアルバムから凄く感じることが出来ましたよ。
【斉藤】……実はそれが狙いなんです(笑)。

(転載ここまで)


30年…という数字に…精神的によろけそうになりましたw。そんなに生きているのか、自分。
それは置いといて、「下手な人は下手」という部分には大いに共感しつつもw、単に下手だけでは片付けられない歌い方をされるんですよね、この御方は。
一所懸命とも真摯とも微妙に違う、"思慮深くて一途で真剣、若干の拙さとあどけなさ"とでも言うべき、歌唱の上手下手では計れない…斉藤由貴でしか再現出来ない歌い方。
その歌い方とキャラクターで、当時の自分らボンクラ男子を虜にしたんですけど、その斉藤由貴の歌い方が一番極まった名曲といえば、『MAY』だと思うんです。

『卒業』『白い炎』『初戀』『情熱』『悲しみよこんにちは』『土曜日のタマネギ』『青空のかけら』と、方向性が違う曲をことごとく自分の世界に引き込める斉藤由貴の、通算8枚目のシングルが『MAY』。映画『恋する女たち』の主題歌でもありました。
作詞は谷山浩子。『土曜日のタマネギ』も実に谷山浩子らしい作品でしたが、『MAY』の歌詞は…斉藤由貴が歌う事を踏まえて満を持して書かれてるんでしょうね。ちょっと内気な女の子の恋する心理状態。

♪MAY そんなにふくれないでよ 笑った顔見せて いつもみたいにおどけて
♪MAY そんなにふくれないでよ そのただ一言も 口に出せないの私 困らせてる

好きな男の子を心の中だけで"MAY"と呼んでいる少し妄想的な女の子。これもまた実に谷山浩子な世界観なんだけど、若い女の子は少なからず似たり寄ったりな心理を持っているわけで。

♪今も あなた沈んでても なぐさめの言葉は百も思いつくけど
♪どれも言えない!噴水の虹を見てるフリで キレイねとつぶやくだけ
♪きっと内気だと思ってるね…
♪だけど言えない!あなたが魔法をかけた こんな秘密の庭の中では
♪どんな言葉もみんなウソなの

好きな人といるだけで何も言えなくなる心理。そりゃあ誰しも覚えがあり、愛おしくもある記憶。
ある瞬間の女の子の内面を見事に切り取った歌詞だと思います。
2番の「♪二人でいる時も 自分だけの夢を見て」辺りは、男の自分でもすっごい刺さりますわw。

この歌詞をしっかり引き立てる作曲のMAYUMI(堀川まゆみ)の仕事ぶりも素晴らしいです。『大激闘マッドポリス80』のイメージとはえらい違いやw。
MAYUMIはそれほどヒット曲は出してませんが、斉藤由貴と八木さおりへの曲提供が多いので、自分はおなじみです。
そして、…実際に斉藤由貴が歌うとこうなるんですよ。


『MAY』斉藤由貴(シングルレコード) by ニコニコ動画


『MAY』斉藤由貴 夜ヒット出演時 by ニコニコ動画

これは真似出来ない。完全に斉藤由貴の世界だもん。
レコードで聴いてもグッと来るのに、下の…夜ヒットの本人歌唱映像の破壊力が凄まじい。オーラというか世界観というかグイグイ引き込まれるもん、完全に曲と一体化してる。当時は真剣に見てたわ。
ウチの母親に言わせれば「下手!」であって、それは全く否定出来ないんですけどw、歌唱で作り出す雰囲気は余人の追随を許さない、不思議なアイドルだと思います。類似する人がいないタイプ。谷山浩子も詞や曲を提供するのが楽しかっただろうと思いますよ。
ちなみにこの夜ヒットの映像、2番最後の「♪大きな声で告げるわ」まで歌いきった瞬間の…目をつむってホッとした心理が伝わってくるのがタマランですなあ。この時、斉藤由貴19才。

その、作詞の谷山浩子によるセルフカバーはこちら。


『MAY』谷山浩子(セルフカバー) by ニコニコ動画

当時、斉藤由貴のラジオドラマ(だったかな?)がカセットテープのみの企画で発売になり、もちろん予約までして買ったんですよ。
そのテープの冒頭に流れるのが、この谷山浩子版『MAY』だったんですが、その時しみじみと「…やっぱ上手いわ…」と思いましたw。同じ曲を歌うと歌唱力の違いは歴然とするねえ。
谷山浩子にとっても、80年代の代表曲の一つとなりました。もちろんこちらも大好きです。

さして歌が上手い訳でもない斉藤由貴が、あれから30年経っても…こうして歌う機会が作られるというのは、この人じゃないと出せない世界観があるからです。単に下手なだけなら歌は封印されるしね。
その斉藤由貴の、最も斉藤由貴らしい名曲といえば、この『MAY』だと思います。おっさんになった今でも、心に滲みるのですよ。
関連記事
スポンサーサイト
2015/03/31 Tue. 03:53 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

拝読いたしました。
極めて、激しく同意いたします。
レコード音源よりも歌唱映像の方が素晴らしいのって
なかなかないですからね。

ただ一つだけ…斉藤さんは夜ヒットで2回 「May」を披露しているんですが。
リンクにあったものは1986年12月のもの。
自分の記憶だと、その1か月前の11月に披露したときは
もっとはっきり涙を流していて、エモかったんですよね。

数年前まではYou tube にあったのですが、今ネットで見られるのは
すべてこの12月の方。

もしどこかでアップされましたら、ご連絡差し上げますね。
ぜひ見て頂きたい「1986年の斉藤由貴」ですので。

ブルックリン・ストライク #- | URL | 2015/04/08 11:33 * edit *

>>ブルックリン・ストライク様
お返事遅くなりました、申し訳ありません。
貴重な情報、有難うございます。
そうですかあ、当時夜ヒットは必ず見ていた訳ではないので、当時の自分も見逃しているんでしょうね。
斉藤由貴の生歌は、演劇とかドラマに近いものがあると思います。そういう貴重なアーカイブはもっと気軽に見たいものですねえ。
自分も、時々気にして探してみるようにします。

メテオ #- | URL | 2015/04/16 06:05 * edit *

コメントの投稿
Secret

トラックバック
トラックバックURL
→http://meteorsan.blog107.fc2.com/tb.php/1762-76c80df3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。