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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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健康志向という不健康 

自分は食い物へのこだわりはありません。好き嫌いはありますけどね。
腹さえ膨れれば、栄養がどうこうとか考えないタチです。そんなんこだわっても、人間はいつか死ぬんですよ。
だから「○○は健康にいいそうだ」とか言って、さも栄養には気をつけてますみたいな輩は、悪いですが嘲笑の対象です。
前の職場に、TVの嘘情報番組『あるある大事典』の放映翌日に、必ず「これが身体にいいらしいんですよ!」と言って、紹介されていたモノを嬉々として喰っていた子がいましてね。5才くらい年下だったか。
自分は「………そういうモノは、今までの人類の生活でずっと喰ってきたものだと思うんだけど、なんで今までそれを喰ってきた人は…取り立てて健康になったと言われなかったのかね?」と、やんわり皮肉を言ってみたりしてたんですけどw、彼は「何言ってんスか!あるあるですよ!あるある!」と満足げでありました。
まあ本人が幸せならばそれでいいんだろうけど、放映ごとに喰うモノが変わる滑稽さを見る度に「…あの手の番組は、ああいう騙されやすい層を対象に商売してんだろうなあ」と納得した次第。
彼はその後転勤してしまって、残念ながら…『あるある大事典』の身体にいいという情報が全てウソだった(そりゃそうだろう)というオチに、どう反応したのか全く知りません。まあ、また別の番組に騙されていることでしょうけど。

(ここから転載)

健康的な食生活への関心が高まると、不健康な結果を招くことがある。

一部の医師や登録栄養士たちによると、純粋な、あるいは「クリーンな」食品を食べたいという願望が強迫観念になってしまい、不健康な状態になってしまう人々が増えている。
未加工の食品だけを食べる完全菜食主義者や、主要食料源からグルテン、乳製品、糖質といった複数の要素を除外してしまう人のことだ。極端な場合、栄養失調になってしまう人もいるという。

そうした病気のことをオルトレキシアと呼ぶ専門家もいる。
精神障害のバイブルとされている「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」にも正式な診断名がなく、あまり研究が進んでいない病気だ。
この病気にかかっている人は、強迫性障害(OCD)のような認知されている病気の症状を示したり、拒食症の人のように不健康なぐらい体重が減ってしまうということが多い。

コロラド州の研究者たちは最近、臨床医たちがオルトレキシアという診断を下すのに役立ち得る一連の基準を提案した。今年に入って
サイコソマティクス誌のオンライン版に掲載されたそのガイドラインは、この病気に関する将来の研究の標準にもなり得ると彼らは言う。

北コロラド大学のトーマス・ダン教授(心理学)は
「食べる量を制限しているからではなく、食べるものを制限しているせいで栄養失調になってしまう人がいる」と言う。
「彼らがそうするのは痩せるためではなく健康になるためだ。そうした考え方が行き過ぎると、他の精神疾患に見られるような状態に陥ってしまう」

提案されている診断基準には、食べ物の質や成分にこだわるあまり、特定の食品の下調べや調理に1日3時間以上といった過度の
時間を費やしてしまう、不健康な食品を食べた後に罪悪感を覚えてしまうなどがある。
栄養の不均衡、または日常生活への支障につながるそうした食べ物への固執はオルトレキシアと考えられる。

強迫性障害の患者と同じような治療を受けているオルトレキシアの患者もいる。
外来患者向け診療所のOCDセンター・オブ・ロサンゼルスのキンバリー・キンラン臨床部長は
「摂食障害という診断の下では治療が不十分な人々もおり、そうした人の病気は強迫性障害という診断の下で治療された方が良い」と指摘する。
キンラン氏によると、その症状は健康な生活を送ることへの関心から始まる。そして、汚染されている、あるいは本人たちが不健康だと見なしている食品を食べることへの不安が徐々に高まっていく。
治療には、行動変容を目指した精神療法の一種、認知行動療法が含まれることが多い。
「われわれは基本的に強迫性障害の治療に使ったモデルを採用し、強迫性障害に非常によく似たこの病気にも利用している」と同氏は語る。

健康的な食生活を送るための努力と極端な行動に出ることのあいだにはグレーゾーンがあり、それがオルトレキシアへの疑念を
あおる一因となっていると専門家は指摘する。
「人々は健康的な食生活を送ることがどうして病気につながるのか信じられないのだ」とキンラン氏は言う。

他の病気がオルトレキシアを引き起こすこともある。ウィスコンシン大学医学・公衆衛生大学院のデビッド・レイケル統合医学部長は、食物アレルギーやそれに関連する病気になった患者の10~15%が特定の食品に対して不健全な恐怖心を抱くようになると見積もっている。

たとえば炎症状態の一因となっていないかを確かめるために特定の食品の摂取を控えるというように、栄養療法には除外食が含まれる場合が多いとレイケル氏は説明する。
そうしたプログラムでは、一定期間後にその食品の除外が徐々に解かれていくものだが、引き続きその食品を避け続ける人もいる。
「人々は健康のための選択に厳しくなり過ぎて、必要な栄養を摂取していない」

オルトレキシア患者を治療する摂食障害セラピストらによると、多くの患者は拒食症にも苦しんでいたという。
その一方で、オルトレキシア患者の多くは低体重ではなく、そのことが病気と診断するのを難しくしていると指摘する専門家もいる。

ニューヨーク市在住で、米国栄養・食事療法学会の広報担当者でもあるマジョリー・ノーラン・コーン氏は
「データ上は完全に健康で、血液検査の結果も良く、体重にも問題ない人でも食品に執拗(しつよう)なこだわりを示すかもしれない」と話す。
食習慣のせいで社会とのかかわりを避けるようになったら注意信号だとコーン氏は指摘する。
「そうした人々は食品に何が入っているかわからない、特定の方法で調理されていない、使用されているのが有機オリーブオイルではなかったら大変だ、といった理由で友人とレストランに行けないかもしれない」

ロサンゼルス在住のジョーダン・ヤンガーさん(24)は昨年、自分の野菜中心の食事に関するレシピや写真を投稿するために写真・動画共有サービス、インスタグラムのアカウントやブログを開設した。
すると、日々の食事が彼女の生活のすべてになってしまった。
「朝目覚めると、今日は何を食べようかと考えてパニックになった」とヤンガーさんは振り返る。
「ジュースバーやホールフーズ・マーケットといった自然食品店に行くと、かなり長い時間をかけてすべてを見て歩き、その日1日分のメニューを考えようとした。自分でもこれは不健康だと気付くほど健康な食生活を送ることに夢中になり始めていた」

すでに細身だったヤンガーさんは食事制限をして約11キロも痩せたという。彼女の肌はオレンジ色になり、月経が来なくなった。
今年5月、彼女は摂食障害の専門医や栄養士のアドバイスを受け始め、回復することができた。
今は加工食品を除いてどんな食べ物も制限しないことにしているという。
彼女の肌は普通の色に戻り、髪の毛は濃くなって13センチも伸び、体重も元に戻った。

「いろいろな食の哲学があり過ぎるので、オルトレキシアが広まる余地はまだたくさんあるだろう」とヤンガーさんは言う。
「さまざまな理論を聞くと、食べるのが本当に難しくなり、本来は楽しむべき食生活がとてつもなく不安なことに思えてしまう」

(転載ここまで)


まるで『地球少女アルジュナ』ですな。あのアニメも相当キテいましたが…。
かくいう自分も、あれの第5話(田舎の瑞々しい食事で力を得たジュナが、自分の街に帰ってきてマク○ナルドっぽい店でハンバーガーを食べた瞬間、薬品漬けの牛などのイメージが次々にフラッシュバックして、意識を失って倒れてしまうという強烈な展開)がトラウマになって、以来マクド○ルドのハンバーガーをほとんど喰わなくなってしまいましたけどね。健康志向などではなく単純にトラウマ、いまだにあのシーンが脳裏に浮かぶわ。
近年、マ○ドナルドが凄い勢いで失速しているのは、ひょっとして『地球少女アルジュナ』の第5話をみんな見たのかもなあ…と思ったりしてます。
ちなみに、このアニメの本放送時のスポンサーの一つがマクドナ○ドで、この第5話に激怒してスポンサーを降りたという微笑ましいエピソードがあったりしました。いいぞ河森正治もっとやれ。

まあ、そういう地球主義、純粋主義みたいなのも洒落で済めばいいんですけど、一歩間違うとそれ自体が不健康になるというのは皮肉なものです。
食い物に限らず、主義、主張、宗教でも…行き過ぎた原理主義や純粋性に到達しちゃうと、それはもう不健康そのものですよね。
漫画『風雲児たち』に載っていた、行き過ぎた陽明学者による「赤穂浪士が討ち入りに1年半もかけて周到に準備をするのは不純! 討ちたいと思ったら即行動してこそ純粋!」と主張して幕閣を呆れさせたというエピソード、こういうのが一番危ないんです。

健康を志す為に不健康に陥る。お金を増やす為にパチンコでスッてしまう。似たようなもんですねw。その程度のもんでしょ。
そもそも『健康』という定義は何ぞや。病気や疾患が無ければ『健康』なのか。そんなもんじゃないと思うんですけどねえ。
自分はそもそも、食い物にさして重点を置いてない生き方なんで健康食志向もグルメ志向も無いし、とりあえず死ぬまで生きられる程度のエネルギー摂取さえ出来れば、加工食品だろうと遺伝子組み替えだろうと知ったこっちゃないですしね。コンビニ弁当最高。
健康という視点で言えば、自分的に肝心なのは自分の足で歩くことですね。近場に行くのにまで車を使う怠惰なデブではなく、これ見よがしにジョギングするヘルシーアピールでもない、喰ったモノをキチンと消費するだけのサイクル。これが自分にとっての『健康』ですかね。人それぞれでしょうけど。
自分は内蔵の排泄サイクルがあまりよろしくなくて、整腸薬をよく服用してますけど、だからといって不健康だとは微塵も思ってません。死ぬまで生きられればそれでいいんです。

一番イカンのは、上記にもあるような不健康な健康志向と、あとは…健康を売り物にした商品に搾取されないようにする事でしょうね。
大勢の小麦アレルギー患者が発生した「あきらめないで!」石鹸の件などは、気の毒なのはもちろんですが、石鹸ごときで健康になる訳ねえだろ…という冷めた視点が無かったのが残念。
多少不潔でも、落ちてるモノを喰っても、チクロ喰っても、DDT撒かれても、ちゃぶ台に置いてる布巾で口元を拭っても、注射針使い回ししても、アスベストだらけの校舎で石綿金網使って理科の実験やっても、昭和の子供は何事も無く今も生きてるんですからね。
何かあるとファブリーズ、つり革が持てない、洋式トイレでいちいちクリーンペーパー…みたいな生活をしてるから、『健康』を売り物にされるとすぐ引っかかるんだわ。

正直、自分が健康だったかは死んで初めて分かる事じゃないですかね。
寝て起きて食べて歩いて笑えるんだったら、それだけで健康ですよ。
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2015/07/04 Sat. 03:28 | trackback: 0 | comment: 0edit

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