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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『セーラーエース』(しげの秀一) 

毎週月曜日はビッグコミックスピリッツとヤングマガジン。
どっちも80年代からの付き合いだけども、ヤンマガの場合…90年代からは『カイジ』というミッシングリンクがあって、あとは諸々の漫画が目に引っかかるという感じ。
現在は『カイジ』以外で目を通しているのは、『センゴク』と福満しげゆきの漫画、そして『セーラーエース』。

しげの秀一といえば『バリバリ伝説』。大変好きな漫画で、愛蔵版も全部揃えました。今は売っぱらって無いけどねw。
絵は正直上手くはないけど、非凡な主人公が二輪レースの世界でステップアップしていく流れが気持ちよい漫画でありました。いずれ語りたいけど、今回はパスして…。
その後の『頭文字D』はほとんど読んでません。四輪のレースは『サーキットの狼』とか『F』とか、かっとんでたり物語の面白さがあったりするモノをそれまでに愛読してましたんで、人気が出てからもそれほどそそられませんでした。
峠にこだわったもんで、長期連載になるにつれダラけたようでもありましたし(最終回は衝撃でした)、まあ改めて読むことは無いでしょう。
その後は…「なんか描いてんな」くらいの認識でしたが、まさか野球漫画を描くとはねえ。おかげでしっかり目を通すようになってしまった。

『セーラーエース』については、今までのしげの秀一漫画と全く同じです。
主人公である女子高生の桜木繭は、スゴい才能のある名の知れた美人の野球女子で、故障でしばらく離脱してギャルをやってたんだけど、ギャルがつまらなくて野球に復帰してくる。ギャルとして精進するため走り込みと腹筋はやってたそうな。
つまり『バリバリ伝説』の巨摩群とか『頭文字D』のとうふ屋の息子とかと同じ、最初から圧倒的な才能とセンスがある主人公に対し、周囲が「惚れ惚れ」する漫画なんですね。芸風といってもいい。
もちろんそういう漫画でも構わないんですが、二輪や四輪のレースであれば勝負はほぼ1対1ですけども、野球は一人では出来ない(全員三振に切って捨てたところで捕手が必要)んで、試合の中でヤマを作り、見せ場を割り振っていかないといけない。
しかし現在のところ『セーラーエース』は、戻ってきた桜木繭の投げる球を見ては部員が「惚れ惚れ」し、鍛え上げた腹筋を見ては「惚れ惚れ」し、試合での快刀乱麻っぷりを見ては監督や対戦相手や芸能プロのマネージャーが「惚れ惚れ」してるだけなんですね。
「惚れ惚れ」するのはいいとして、そこにあまりにも力点が置かれ過ぎていて話が希薄。物語とか対戦相手の工夫が印象に残らない。コミックの1巻も買って再読したんですが、チームメイトすら名前が覚えられないw。
桜木繭が常にミニスカートでパンツ見せまくって投げるのとか、周囲に可愛い娘を置かないとか、そういうのは"漫画"だから別に気にはしませんが(ツッコミはするけど)、しげの秀一的な漫画方法論で野球を描くとこうなるのか…というのが目から鱗。
せっかく芸能プロをチラつかせてるんなら、アイドルと野球を掛け持ちでやればいいのに………って、それは『アイドルA』(あだち充)だわな。画力的に太刀打ち出来ん。

画力的な話をすれば、『バリバリ伝説』の頃を知っているもんで「それなりに安定した絵を描くようになったなあ」という感想。身体の線や等身もちゃんと描けるようになってる。(今や大御所に対して失礼な事を書いてるなあ)
ただ、"野球漫画"という点から言えば………動いてない。悪く言えば人形。
野球漫画を描くにあたって、かなり資料を参考にしてるのは読んでて分かります。ピッチングやバッティングの分解写真なんかは当然模写してるでしょう。(それは悪い事じゃないよ)
ただ、それが動いてないんだよねえ。こればっかりは感覚の問題あんだけど、野球的な動きをしてない。桜木繭のスゴいスライダーを受ける捕手に捕球の動きが無い、打者が球をミートした場面はあるけどバットの軌道や腕の動きが分からない。
系統としては「浮世絵」的だと思うんですよね。人物は完全に止まっていて、球の軌道だけが描かれている。この絵に違和感があってこの漫画が目に留まったんだけどw。
物語が希薄で淡々としているのに、この絵柄も躍動感が無いので淡々としてしまってる。これは…しげの秀一としか言いようが無いなあ。

自分としては、「ある意味面白い野球漫画」として読んでる感じですね。このままだと大したヤマも無いまま、数巻で終わりそうな気がするけど。
昔、高口里純が描いた野球漫画を読んだ時も似たような感想を持ったけど、普段野球を見てたり、自分でやった経験が無い人は"野球漫画的動き"が難しいんだろうね。弓月光御大の『お助け人走る』の野球シーンは、最初違和感あったけど次第に動きが良くなってた。さすがです。
この漫画で、しげの秀一が躍動する人間を描けるようになったら今後の為にもいいんだけど、過度の期待はしない。
とにかく「繭のピッチング、惚れ惚れするよぉー!」もいいんだけど、物語のためにもチームメイトの盛り上げもしてあげて(切実)。頼みます。
…と、文句タラタラ言いながらコミックスと連載で追っているのでありました。
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2015/12/07 Mon. 13:28 | trackback: 0 | comment: 0edit

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