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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『近代麻雀』に、田中ユタカ先生が登場 

『近代麻雀』という雑誌は、いろんなテーマを"麻雀"に凝縮している漫画雑誌です。
しばらく前に『3年B組一八先生』について書いたりもしましたが(一八先生の隔号連載決定おめでとうございます!)、麻雀という媒体を使いながら…パロディ有り、ギャグ有り、ちょいエロ有りとバラエティーに富んだ内容になっています。もちろん正統派の闘牌が楽しめる『むこうぶち』や『麻雀小僧』が主軸ではありますけどね。
ただ、出版不況でジリ貧の業界でもありますから、新たなる鉱脈と話題性を求めて『近代麻雀』でも時折ゲスト漫画家が麻雀漫画を描くことがあります。だいぶ前ですが、かのCLAMP先生が載った時は吹きましたw。
物語に"麻雀"を織り込めば、どんなテーマだろうとストーリー展開だろうと構わない。かつての日活ロマンポルノが「濡れ場さえあれば、どんな話だろうと構わない」と言われていたのと同じです。志名坂高次先生の『BW』なんか、麻雀で壮大なSFをやろうとしていました(残念ながらアレだったけど)。
まあ、濡れ場と違って…麻雀を織り込むというのは難しいものでしょうけどね。

一昨日、出勤前にコンビニに寄ったら『近代麻雀』の最新号がありました。
「お、『むこうぶち』の後堂さんと『麻雀小僧』の状況をチェックしておくか…」と手に取ると、表紙にいかつい男の絵があって"初登場BIGゲスト・田中ユタカ"とある。
「田中…ユタカ? いや、よく似た名前の漫画家だろう」と思ってパラパラとめくると、センターカラー広告の次にその漫画はありました。
1ページ目の女性キャラクター(店長さん)を見た瞬間、「…田中ユタカ先生じゃねーか!」と驚嘆することとなりました。

田中ユタカという漫画家を御存知の方は、大概男性だと思うんですけどね。
"純愛系成年漫画"というか、純粋かつ真摯な心象描写で有名な成年漫画家で、00年代には10冊くらい単行本を持っていました。自分がこういう系統の漫画を"田中ユタカ系"と呼ぶ、その大元となった大好きな漫画家さんです。
("田中ユタカ系"成年漫画は数名ほど追随された方がいたんですが、なかなか続かないというか、難しいようですね)
一般誌でも、ヤングアニマル連載の『愛人(AI-REN)』、アフタヌーン連載の『ミミア姫』など、追っかけて読んでいました。この方の作品は追っかけたくなるんです。
現在も成年漫画家として活動しつつ、いろいろと挑戦されたいような事をツイッターでも呟かれていたんですが…、まさか『近代麻雀』にゲストとして登場するとは意表を突かれました。

そのタイトルは、『白鳥四十郎-和了らずの男-』
内容は、コワモテの顔でワケアリの過去を持つ新米中年雀荘店員の白鳥四十郎が、初めてのメンバー麻雀をやるという話。
主役である白鳥四十郎が、自らの腕前を封印、自制しながら店側のメンバーとして接客する様が、上家にいる対戦相手のサラリーマンを通じて描かれています。
一読して思ったのは、「素材が麻雀になっても、田中ユタカ先生は変わらんなあ」ということです。もちろん良い意味で。
闘牌ではなく、捨て牌と手牌からの心象描写がメインなんですけど、白鳥氏がいかに腐心して接客していたか…が解き明かされていく流れは、麻雀漫画なのに爽やかです。こういうのが個々の漫画家の持つ味なんだろうなあ。
常に微笑をたずさえている店長さんの女神視点も、従来の麻雀漫画ではなかなか無い気がします。出番は多くないですけどね。
その分、白鳥氏とサラリーマン三人の表情には力が入ってます。成年漫画ではなかなか無い構図でしょうし、楽しかったのではないかなあ…と推測。
自分は田中ユタカ先生のファンなんで、どうしてもファン視点で見てしまいますけど、一般読者にとっても一風変わった読み切りとして受け入れられたのでは?…と思います。

田中ユタカ先生のツイッターによれば、今後も機会があれば描く準備があるとのこと。
実現するのであれば、今回のような読み切りがいいですね。先生の読み切りは読後感がいい。"麻雀"という縛りを上手く昇華してくれる作品をぜひ。
立ち読みを終えて、読み切りにびっくりした旨をツイートしたら、なんと田中ユタカ先生にリツイートして頂きました。有難うございます。漫画読みとしては至福であります。
成年漫画も楽しみにしてますがw、『近代麻雀』への再登場も期待してます。

現在発売中の『近代麻雀』、ちょっといい読後感の麻雀漫画が載ってますので、よろしければ是非御一読を。
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2016/02/19 Fri. 05:08 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

田中ユタカと聞いては黙っておれません。
「好きです!」とおおっぴらに言いづらいのが残念ですが(青年漫画が多かったから)、読み終えた後の切なさが独特の魅力だと思います。
『近代麻雀』ですか。普段読まないけど、読んでみたくなりました。
とりあえずは、漫画を続けていてくれたことが嬉しいです。

エトワ-ル☆ #- | URL | 2016/02/20 00:35 * edit *

>>エトワール☆様
近年はウエブ媒体での作品が多いようで、『近代麻雀』に描いたのが「久しぶりの紙媒体です」とツイッターでおっしゃってました。
田中ユタカ作品を載せてくれる一般誌がもっとあってもいいと思うんですけど、連載の枠というのもあるでしょうしね。
真摯に描かれる漫画家さんなので、もっと読みたいものです。

メテオ #- | URL | 2016/02/20 15:56 * edit *

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