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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

『機動戦士ガンダムSEED』を振り返る 

アニメ「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズ、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズなどを手掛けた、脚本家の両澤千晶(もろさわ・ちあき)さんが19日、大動脈解離のため亡くなった。56歳。

22日、公式サイト「GUNDAM.INFO」で発表された。

「心よりご冥福をお祈りいたします。葬儀に関しましては当社よりお知らせすることはできません。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます」としている。

アニメーション作家の福田己津央氏(55)は夫、脚本家の両沢和幸(55)は弟。

(転載ここまで)


う~ん…、ともかくお亡くなりになった事には弔意を示します。御冥福を。

で、これを機会に振り返ってみたいのが『ガンダムSEED』なんですよね。
だいぶ前にこのブログで00年代のアニメを振り返りましたが、その「不満炸裂編」(2010年3月15日)で『ガンダムSEED』について自分が書いた言葉が「脚本家の暴走」。これについては、現在でももちろんそう思ってます。
とにかくね、伏線をまともに張れないというのが、見ていた当時から一番思っていた事で。この物語で何を語りたいのかがヨレヨレしてて、継ぎ接ぎだらけ。
キラとカガリの関係性とか、全くそういう根回しの無いまま、いきなりカガリの親父に写真クイズ出されて腹筋崩壊ですよw。それを匂わせる場面も無いままブッ込んできましたからね。
宇宙クジラの件は…明らかに「手に負えなくなった」から放置したんでしょうし、長期的な展望が無い、ノリだけで書いたのがアリアリです。
キラとフレイの関係性やフレイの性格豹変も、両澤氏の「フレイ使い捨て」的な発言から察するに、周到に考えたものではないでしょう。
最終回近辺の、とりあえず殺しときゃいいよねというだけのキャラクターの使い方は噴飯物でしたし、ムウ・ラ・フラガについても…殺さないのであれば、もっと違った退場の仕方があるだろ!と万人が思わざるを得ないものでした。
なんというか、思わせぶりでありながら結局「なんじゃそりゃ」と思わされる展開が多かったですね。
比べるのもおこがましいですが、直前の『∀ガンダム』とは、脚本の出来もキャラクターの立て方も天と地ほど違うものでした。

ただ、そのノリだけで書いた部分がウケたというのもまた事実です。
女性だけあって、腐女子を喰いつかせるキャラクターの立て方は上手かったし、腐女子を大量に呼び込む事で作品の大ヒットに繋がった。そこは評価してますよ。やっぱ地上波全国放送のアニメが当たると、業界が活気づくし。
その後いくつもガンダム作られたけど、『ガンダムSEED』ほどのムーブメントを起こしたものは無いですから。音楽関係も良かったしね。
で…その『ガンダムSEED』の成功を、一気に霞ませてしまった『ガンダムSEEDデスティニー』の大失敗については、それほど見なかった事もあって語ることはありません。
まあ、シン・アスカを主人公として、ルナマリアをヒロインとして立てる脚本を書けなかったことで「馬脚を現した」感はありましたね。
『Zガンダム』で、アムロを再登場させながらも、キチンと線引きをして主人公カミーユを立てたという前例すら踏襲出来なかったのかと。そりゃあ富野御大に、にこやかに皮肉を言われる訳です。
この失敗で、盛り上げた市場を一気に冷ましたのも、この監督と脚本の夫婦であります。(福田監督は、書けなくなって進行に影響を与えまくった両澤氏を切れなかったからね)

その後、劇場版製作決定が高らかに報道されるも(アニメ誌の表紙にデカデカ出ましたなあ)、見事なまでに進展せず終わっていきました。
いろんな要因があるんでしょうが、両澤氏が「書けなかった」というのがデカいようです。もちろん体調悪化もあったでしょうし。
ちなみに…パチンコも「京楽から出るらしい」とまことしやかに言われていたんですが、どうも頓挫してしまったらしく(何故かは不明)、結局SANKYOがガンダムの版権を持ったので、少なくとも京楽という線は無いのでしょうし、SEEDを使うかは分かりません。
あれだけ当たったアニメの割に、その後の展開に恵まれなかったのは、…まあ御夫婦が頑なだったから、と考えた方が良さそうです。

旦那の作品だけで脚本を書いていたので(サイバーフォーミュラ、ガンダムSEED)、脚本家としての実力がどうこう言うのは筋違いかもしれませんけど、もうちょっと…どうにかならんかったかなあ…と思います。
『ガンダムSEED』は、おそらく…戦争は無慈悲で、個人の思惑など通じない的な事を描きたかったんだろうと推測しますが、キラやラクスの葛藤が弱かったこともあって、結局主人公近辺が無双するアニメになってしまった感がありましたし。
それでもなんとか一年完走したところへ、『デスティニー』やらされたのは御同情申し上げますけどね。

いろいろ文句書きましたが、『ガンダムSEED』は文句書きたくなるくらい勿体ない部分の多いアニメでしたよ。
脚本家・両澤千晶さんの御冥福をお祈りします。
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2016/02/24 Wed. 04:12 | trackback: 0 | comment: 0edit

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