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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『すくらっぷ・ブック』の小山田いく先生の訃報 

自分が物心ついて、従兄弟の家などに転がっている漫画雑誌を読むようになったのが70年代。
いわゆる4大少年誌はよく見ていたんですが、あの当時…雑誌として面白かったのは『少年チャンピオン』だったと思います。
手塚治虫の『ブラックジャック』を擁しているだけでなく、野球漫画は『ドカベン』、ギャグなら『がきデカ』『マカロニほうれん荘』『らんぽう』、ちょいと怖い系なら『エコエコアザラク』『恐怖新聞』『魔太郎がくる!』、異色のジャンル『レース鳩0777』『ロン先生の虫眼鏡』、SF『百億の昼と千億の夜』『マーズ』、ラブコメ『月とスッポン』『ふたりと5人』、青春ドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』『青い空を白い雲がかけてった』『750ライダー』…。
とにかく1冊が濃密で、子供心に飽きない雑誌でした。今でもチャンピオン欠かさず読むのは、子供の頃からの習慣だわね。これらの連載陣で、チャンピオンは1977年の一時期だけですがトップに立ったりもしました。
しかしジャンプと違ったのは、…後が続かなかったんですよね。80年代に入ると部数争いではジャンプに水を開けられます。
でも、80年代のチャンピオンというのも、それはそれで味のある漫画雑誌だったのですよ。
看板は『大甲子園』でしょうが、あの頃のチャンピオンといえば小山田いく先生だったと思います。

(ここから転載)

「すくらっぷ・ブック」などの作品で知られる漫画家の小山田いくさんが亡くなっていたことが明らかとなった。
実弟にあたる漫画家の田上喜久(たがみよしひさ)さんがTwitterで
「小山田いく先生。お亡くなりになりました お疲れ様でした」
と、小山田さんの死を悼むツイートをしている。

なお、秋田書店に問い合わせたところ、亡くなったことは知らされているが、詳細はまだ分かっていないとのことだった。

小山田さん(本名・田上勝久)は、1956年生まれの59才。
1980年に「12月の唯」で漫画家デビュー。
同年、出身地の長野県小諸市を舞台とした青春コメディー「すくらっぷ・ブック」(全11巻)を週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載開始。
同作は人気を博し、2006年には本人選書で復刊ドットコムより復刊されている。

現段階で死因などの詳細は明らかとなっていない。

(転載ここまで)


どうにもねえ…。書きたい事はあるんだけど、うまく文章にならんのです。悲しいし、ショックもデカい。
現在、自分の部屋には小山田いく先生の漫画は無いなあ…と見渡して、ふと思い当たったのが、6年前の2010年に買った『少年チャンピオン40周年記念特別編集』のムック本。幸いすぐ見つかりました。
2009年、少年チャンピオンの40周年企画として、歴代の人気連載作品(番外編や後日談)を、2009年に同じ漫画家に描いてもらうというもので、毎号ニヤニヤ笑わせてもらった楽しい企画でした。それをまとめて本にしたものです。
載っているのは…、『キューティーハニーvsあばしり一家』(永井豪)、『俵と白球(ドカベン特別編)』(水島新司)、『花のよたろう』(ジョージ秋山)、『がきデカ』(山上たつひこ)、『エコエコアザラク2009』(古賀新一)、『750ライダー』(石井いさみ)、『月とスッポン』(柳沢きみお)、『らんぽう』(内崎まさとし)、『すくらっぷ・ブック』(小山田いく)、『クルクルくりんfeaturingるんるんカンパニー』(とり・みき)、『プラレス三四郎』(神矢みのる)、『Let'sダチ公』(木村知夫)、『魔界都市ハンター』(細馬信一)、『本気!~雑記~』(立原あゆみ)、『1と2』(吉田窓)、『男旗』(石山東吉)、『三四郎2』(きくち正太)、『覚悟のススメ2009~往生のススメ~』(山口貴由)、『京四郎』(樋田和彦)、『特攻天女』(みさき速)、『オヤマ!菊之助』(瀬口たかひろ)、『ゲッチューまごころ便』(緋采俊樹)。
それに、巻頭に『ブラックジャック』第1話、巻末に『ブラックジャック創作秘話』第1話が収録され、『マカロニほうれん荘』の綴じ込み復刻ピンナップが付いています。
当時の作品の番外編を快く描いてくれた漫画家さんに感謝。残念ながら載ってない方にもいろいろ事情があるでしょうしね。(それでも『魔太郎がくる!』と『おまかせピース電器店』は読みたかった)
この企画で感慨深かったのは、まず…今では画風が変わって大物になっている方。特に柳沢きみおは、当時の絵柄が全く描けなくなっていて笑いましたw。目次あとがきにも「苦労して描きました」とあったし。きくち正太、山口貴由は現在の絵柄で描くと豪華過ぎる。
その逆に、変わらなくて驚くケースも。ジョージ秋山先生が当時そのままの『花のよたろう』を出してきたのはビビリました。
そして、『すくらっぷ・ブック』の小山田いく先生も…よく見りゃ若干こなれてるんだけど、絵のノリと雰囲気は当時のままでした。

『すくらっぷ・ブック』は、長野県小諸市にある芦ノ原中学校を舞台にしたスラップスティック風コメディであり、主人公達が中2に進級した時から卒業するまでの2年間を切り取った作品です。
実は連載期間も2年間と最初から決めていたそうで、連載時は季節の流れと学校行事が同時進行してました。ひょっとすると『あずまんが大王』はこれを意識していたのかもしれんね。
好奇心旺盛な美術部員の柏木晴(2頭身)を中心に、友達や恋人、出会い、別れ、悩み…などがワイワイガヤガヤとした雰囲気の中で描かれ、テンポのいいコメディなのに学校やクラスが実在であるかのような感覚を読者に起こさせる、大変支持の厚い作品だったのです。
リアルタイムで読んでた時の自分はまだ小学生でしたが、この漫画の楽しそうな学校生活は好きでしたね。地に足の着いた『うる星やつら』、深刻にならない『生徒諸君!』と表現してもいいかな。
この2009年描き下ろしの特別編で懐かしかったのは、今では廃れてしまったギャグ的な動きの表現、それとコマの枠の外にちょっとした説明やメッセージを手書きで書く表現ですね。見た瞬間「ああ!今こんな事する漫画家いないよ!」と嬉しくなったものです。
まあ、70年代のギャグ漫画と少女漫画のエッセンスの融合のような作風で、コメディなのに真摯で青春しているのがウケたんですよね。
今だと…こういうクラス単位で繰り広げられる青春コメディってのは無いよね。

『すくらっぷ・ブック』終了後は、『ぶるうピーター』や『マリオネット師』などをチャンピオンで連載し続け、時折『すくらっぷ・ブック』や『ぶるうピーター』の後日談的漫画を描いたりもされてました。それだけ愛された漫画だったんですよ。
その後はホラーも描かれたりして、流行りの漫画家ではなかったものの現役だったんですが…。59才は若いなあ。
ツイッターで訃報を発した弟のたがみよしひさ先生(代表作『軽井沢シンドローム』)も…あまり体調は良くないそうで、御自愛して頂きたいです。

おっさんになった今、改めて『すくらっぷ・ブック』を読んでみたいですね。35年前の自分には見えなかったものが見えてくるかもしれないし。復刊ドットコムで入手出来るそうなんで、購入も考えておこう。
80年代のチャンピオンを象徴する青春漫画家として、大好きでした。有難うございました。
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2016/03/27 Sun. 07:44 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

ショックですねぇ・・・

小山田いく先生の訃報、ショックでした。「すくらっぷ・ブック」、そして月刊少年チャンピオンで連載していた「星のローカス」は何度も繰り返し読みました。主人公たちと年齢がリンクしていたので、結構感情移入して読んでいたと思います。

その後の作品もほとんど単行本持ってます。アンサー・アンサーの何かのチャレンジで、自分の1つ上の順位のプレイヤーさんの名前が「柏木晴」だったことがあって、嬉しく思ったことがありました。「漫画、すくらっぷ・ブックで主人公柏木晴たちのクラスは2年何組?」という問題を引いた時は意気揚々とボタンを押しました。「信濃の国」はこの漫画で存在を知りました。

「すくらっぷ・ブック」、実家から持ってきてあるので読み返そうと思います。小山田いく先生、ありがとうございました。

突然段ボール #- | URL | 2016/03/27 23:31 * edit *

>>突然段ボール様
はい、ショックです…。
まだお若い年令というのもありますが、あの当時の「良い思い出」を代表するような作品・作風の方だったですからね。素敵な世界というか。
改めて逆算すると、『すくらっぷ・ブック』を描かれたのは22才くらいというのもスゴい。現在の20代と較べちゃイカンですけど。
自分も『すくらっぷ・ブック』は改めて読みたいですね。他の作品も珠玉のモノが多いんで、秋田書店に愛蔵版を期待したいですが。
あの頃の読者として、心に持っていたい作品であり、漫画家さんです。

メテオ #- | URL | 2016/03/28 00:24 * edit *

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