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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『終電ちゃん』(藤本正二) 

このブログでも何度か公言してますが、自分は鉄道マニアの方が嫌いです。
鉄道そのものは、ただの交通輸送機関としてしか見てませんし、嫌いでもありません。無くてはならないもんです。嫌いなのは、その周辺に群がるあの連中です。
何故嫌いかといえば、近年鉄道マニアの方の非常識さが明るみになっているから…ではなく、20年余り前の出来事に由来するんですけどね。

名古屋にいた頃の話。
あの日は、ちょっと地下鉄で移動しなければいけない仕事があって、自分よりちょっと若い同僚と地下鉄東山線に乗ったんです。
車内でちょっと打ち合わせだけしておこう…と、乗り込んで早速業務上の事を喋りかけたら、その同僚が…どうも様子がおかしい。話聞いてんのか?
そして、その同僚はニタ~と笑いながら…自分にこう言ったのです。

「この車両のモーターって、4段階で加速するんですよね~」

一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。「は?」
同僚は続けます。「この車両の加速ですよ~。4段階、音聞くと分かりますよ」
………一瞬寒気がしまして、次に怒りが湧いてきました。こいつ、俺の業務話を無視して、車両が加速とか言ってやがる。
車内なんで怒りを露わにするのは思いとどまって、一拍置いてから「アンタ、何言ってんの?」と冷たく言い放ったら、(ちぇ、乗ってこなかったよ)みたいな雰囲気で視線を逸らします。
自分は今の戯言を聞かなかった事にして業務話を続けたんですが、腹の中は煮えくり返っていました。(これが世に言う、鉄道マニアって奴か)
自分もマニアックな人間ではありますが、会話する時に…自分の好きな分野が相手に失礼にならないかは相当気を遣います。例えばの話、映画が好きではない人に映画の話をしても仕方ないですから。
ところが、目の前の鉄道マニアは、こっちが鉄道の話が好きかとか確認もせずに、さも当たり前のように鉄道マニアしか喜ばないような話を振ってきた。俺が好きなモノは相手も好きなはずみたいな、非常識で度し難い馬鹿野郎です。
そもそもこっちは離島の生まれだから艦船や航空機は大好きだけど、鉄道には接する機会も無いし、線路の上しか走れないようなものに魅力なんか感じてません。列車砲という兵器も嫌いです。そんな事を確認すらしないとは…。
この一件で、「鉄道マニアとは、遮眼帯をした馬より視野が狭い馬鹿」という認識が自分に生まれました。
こんな連中とは付き合えないね。


以来、鉄道マニアについてはとことん叩くようになりました。鉄道会社も鉄道マニアには至極迷惑してるらしいと知ってからは、遠慮無く馬鹿にしています。
鉄道マニアを題材にした漫画も、一応目を通して、その上で「気持ち悪い漫画だ!」と断罪しています。『鉄子の旅』とか『鉄子の育て方』なんかですね。
この方面の漫画は合わないだろうなあ…と思っていたんですが、実は最近、とても気に入っている漫画があります。
『終電ちゃん』です。

『終電ちゃん』は、週刊モーニングに月イチで連載されている漫画です。
講談社にはアフタヌーンやモーニングtwoといった月刊誌や、イブニングみたいな隔週誌があるんだからそっちに連載すればいい気もするんですが、おそらく週刊モーニング編集部には…この漫画が月イチ連載でも反響を呼ぶ自信があったのでしょう。(『草子ブックガイド』なんかもそういう感じだったし)
自分がこの漫画を気に留めた取っ掛かりは、…絵柄でしょうね。
作者の藤本正二さんはこれがデビュー作らしく、上手い絵ではないんですが勢いと躍動感があるんです。特に、背景の細い線と対照的な…人物輪郭の太い手描き線が独特。
この絵に引っ掛かってページをめくる手が止まり、(うわあ、鉄道漫画かあ…)と思いつつも読んでみた訳ですが、…これがすこぶる面白かったんですね。

今までの…鉄道マニアの為の漫画は、やれ車両がどうした、やれダイヤの接続がどうした、特急なんかどれ乗っても一緒だろうよ…的な、ニッチな世界に終始してそこから展開しない漫画でした。マニアしか読まないんだから、それでもいい訳ですけどね。
ところが『終電ちゃん』は面白かった。何故これがモーニングのようなメジャー誌に載っているかもよく分かりました。
『終電ちゃん』の主人公というか、常に重要な役回りを務めているのが中央線の終電ちゃん。
終電ちゃんは3等身ほどの子供みたいな外見ながら、中央線の終電を一手に取り仕切っていて、終電に乗り込んでくる乗客に常に気を配る………まあ一種のモノノケです。お客を下の名前で呼び捨てながら、素っ気なく世話を焼くという、近所のオバさんみたいな存在。
この終電ちゃんが、ある時は乗客の悩みに素っ気なく付き合い、ある時は乗客に罵られながらも山手線との連絡を待つ…といった、一話完結のドラマが進行します。
とにかく、中央線の終電ちゃんのキャラクターが素晴らしい。素っ気なくて仕事に厳格なんだけど、世話焼きで乗客の事をよく知ってる。「終電なんか乗るもんじゃない」「明日はもっと早い電車に乗れ」と言いつつ、起こる事態に手を尽くしてくれる。
おそらくは、運転士さん、車掌さんなど複数の駅員さんがこなしているであろう業務を、終電ちゃんというモノノケに集約しているんでしょうけど、このキャラクターを生み出したことでこの漫画は面白くなったと思います。
話の内容も、乗客の事情や悩みといった人情世話物で、やれ車両の型番がキハだかアハだかみたいな、こっちが拒否反応が出るような知識は一切出てきません。終電ちゃんが背中に背負ってるアイテムなんかは鉄道マニア御用達なんでしょうが、別にそれをクドクドと説明する事も無いし(コミックスではエピソードの間を使って説明してるけど、それくらいは許容範囲内)。
普通の漫画であれば、最終電車にまつわるちょっといい話の短編集みたいなものになるんでしょうが、全ての話に終電ちゃんが絡むことで一種のファンタジーになってる。ファンタジーだから、ちょっと有り得ない展開にしても問題無い。漫画だもんね。

という事で、鉄道マニアが大嫌いで鉄道漫画に距離を置いている自分が、月イチの掲載を楽しみにして、コミックス1巻も買ってしまうほど気に入った漫画となりました。
今後もこのペースで読めれば嬉しいですし、徐々に広がっている世界観(山手線の終電ちゃん、小田急線の終電ちゃん)も楽しみです。モーニング編集部は大事にしてくれ。
実際にいたらウザそうですけどねw、終電ちゃん。

あ、鉄道マニアは人に迷惑をかけるのはやめなさいね。
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2016/04/19 Tue. 05:09 | trackback: 0 | comment: 0edit

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