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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

『君の名は。』200億円到達 

■EMPIRE
新海誠。この名前を覚えておいてほしい。
もしこのクレイジーな世の中に少しでも正義があるのであれば、これから数年の間に日本アニメ界の偉人である宮崎駿と同様の評価を彼は受けることになるだろう。そして彼は来年には早くもオスカー像を手にしている可能性もある。
アカデミー賞長編アニメ映画賞かアカデミー賞外国語映画賞。いやその両方かもしれない。
今年、日本のアニメ映画を1本しか観ないつもりであれば、この作品を観るべきだ。そして2回以上観るべき。

■The Telegraph
この映画は笑ってしまうほど美しい。
例えば雨のあとを描いた美しいシーンは、現実世界における「鮮明さ」「輝き」「知覚能力」が洗練されたような感覚にさせる。ストーリーを話すことはもちろんネタバレとなる。
しかし、この作品に“本当のネタバレ”というものはない。新海誠作品を理解する唯一の方法は、自分自身でその世界に浸り、織り重なった2つの命のそばにある自分の心の組紐を感じ、銀色の弧を空に描く彗星を自分の目で見つめるしかない。

■The Guardian
目もくらむばかりに輝く“体いれかわりロマンス”。新海誠監督は、自身が日本のアニメ界の新たなキングであるという評価を確立した。
「目が覚めると夢は消えている」というが、この素晴らしい映画ではそんなことはない。スクリーンから不思議な光が消えたあとでも、観客はずっと楽しい空想の中に浸っている。

(転載ここまで)


イギリスの三大評論紙による『君の名は。』への評価文なんですけどね。三つとも最高点の星5つ採点だそうで。
自分がこのブログで、『君の名は。』に対する思いをダラダラと書いているのなんか笑止千万なくらい、簡潔できちんとした評論ですよね。さすがは大英帝国。
あまりにもきちんとし過ぎていて、まともな映画評論をなかなか読めない日本の映画界にガッカリしてしまうくらいです。変に格調ぶって小難しい理屈を並べた挙げ句、最終的には貶せばいいという評論家の多いこと。
で、いざ観客に支持される映画が出てくると「誉め慣れてない」ので素直に誉められず、いきなりアラを探して自慢顔するという悪癖。
『この世界の片隅に』を過剰に誉めようとしてますが、これもまた「誉め慣れてない」が故に評論家の仕事を放棄して単なる応援団になっているか、「『君の名は。』なんかより遥かに素晴らしい…」みたいな評論家とは思えない勝手な比較論を展開して、胡散臭さ全開の文章を書いて悦に入っている。
それぞれが全く違う魅力を持った素晴らしい作品なのに、比較論でしか語れない奴は評論家ではありません。ただの依怙贔屓。
今になって、淀川長治さんや水野晴郎さんがいかに立派な評論家だったかが分かります。しっかり誉めて見る気にさせていたんですから。荻昌弘さんは苦言は呈すけど、馬鹿な比較論をするような事はしなかった。(御三方とも、TVで映画の案内役をする仕事を経た上でそうなっていったのでしょうが)
今年の映画大豊作は、映画評論家の器を見極めるのにもってこいであります。評論ではなく個人の感情を剥き出しにし、馬脚をあらわしまくってる連中の多いこと。

さて、絶賛ロングラン中の『君の名は。』が、興行収入200億円に到達し、観客動員も1500万人を突破しました。
興行収入ランキングでは『ハリーポッターと賢者の石』の203億円を今週抜き、『アナと雪の女王』『タイタニック』そして『千と千尋の神隠し』の三強に次ぐ4番手となります。もはや伝説の域です。
しかも8月最終週からの封切りで、9~11月という興行的には書き入れ時が無い期間の数字、もちろん史上初。
驚嘆すべきは11月で、週ごとの伸び方が…179億→184億→189億→194億→199億…と測ったようなきれいな5億の伸び。
どんな映画も週を追うに連れて興収の前週比は60~80%くらいになるはずなんですが、公開から10週を越えていた『君の名は。』が全く落ちずに100%推移を続け、関係者やウオッチャーが大騒ぎ。この11月で「最終的には180億くらいで止まるよ」みたいな観測が全て覆されていくのは痛快であり、歴史的なスゴいモノをリアルタイムで見ている楽しさがありました。
そして今週も…依然として100%推移しているのです。ウオッチャーはもう『君の名は。』の数字に目が釘付け。
動員1500万人というのも、昭和29年の『ゴジラ』第1作が951万人、『七人の侍』が960万人(3時間半だけどね)、『キングコング対ゴジラ』が1200万人ですから、やっぱりスゴいことなのです。

ただ、こういう事態になるとシネコンは大変だと思うんですよ。
これから年末にかけて、『海賊と呼ばれた男』『モンスト』『ローグワン』など話題作が目白押しになってきます。シネコンが箱割りをどうするのか、間違うと死活問題ですからね。
現に『RANMARU』という映画が、先日全国的に大箱でドーンと封切ったら…公開した土日でかろうじて9位、着席率が5%以下という笑えない大爆死で(日曜の着席率は1.5%…)、割り当てた大箱が無駄になりました。おそらく早々に打ち切られるでしょう。
(着席率は土日に20%で一流、10%でまあまあだと思ってください。9月に『君の名は。』が叩き出した60%台は異常w)
とりあえず現在上映中の『ファンタビ』『君の名は。』『この世界の片隅に』は間違いなく年末年始もやることになり、『ファンタビ』『ローグワン』などは吹き替え版、3D版などで複数箱をとる訳で、シネコンの箱割り責任者は頭を悩ませていると思いますよ。

だもんで『君の名は。』の勢いが止まらないとはいえ、来週以降は箱が減らされると思います。具体的には、箱が小さくなるか、上映回数が減らされるか、ですね。
ただ、『君の名は。』を見たいお客さんは相変わらず多いので、特に都市部では着席率が上がって、下手すれば完売もあり得ます。
こういう10年15年に一度の異常事態に対応するのは大変でしょうが、願わくば…それなりの箱数を『君の名は。』にあてがってほしいですね。
自分の予測では、『君の名は。』の最終興行収入は…230~240億円だと思ってるんですが、そこを越えて『アナ雪』に迫ってもええんやで。

じゃ、今日も『君の名は。』(12回目)見てきます。
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2016/12/07 Wed. 13:16 | trackback: 0 | comment: 3edit

コメント

ヨコハマ映画祭10位()

イギリスの公開初週末ランキング14位(あっ察し)

千尋さいきょ

#- | URL | 2016/12/10 23:25 * edit *

>>名無し様
コメント有難うございます。
賞なんてのは、貰える時は貰えるし、貰えない時は貰えないもんですよ。
日本の映画評論家の評論が貧しいというのは、『君の名は。』だけでなく『この世界の片隅に』や『聲の形』の評論を見てもよく分かります。内容をどう誉め、どう読者に伝えるかがダメ過ぎる。
『千と千尋の神隠し』にしても、"宮崎駿"というブランドだけで誉めた気分になってたんではないですかね。
だから誰も望んでいない作品対比でお茶を濁してるんではないかと想います。
いい映画評論家が何人も登場し、我々映画ファンにその魅力をしっかり伝えてくれるようになってくれれば、素晴らしいんですがね。

メテオ #- | URL | 2016/12/16 04:41 * edit *

初投稿です。

この世界の片隅はしっかりと評価されてるのではないかと?
スポンサーのないファン手作りのイベントとして知られているヨコハマ映画祭では映画評論家ら37人の投票で決められ、話題のシン・ゴジラや君の名は。を抑えて作品賞と2016年度日本映画ベストテン第1位など三冠を達成しています。アニメとして作品賞を受賞するのは初の快挙です(ベストテン第1位も同様)。
レビューサイトでも非常に高評価なので一般人にもしっかりと認識されてると思います。


ちなみに私は君の名は。はダメでしたね。
管理人や好きな人には申し訳ないですが君の名は。はなぜ高評価なのか私には理解できなかったです。

理由としては色々ありますが、この映画の一番重要な所って、「なんで2人は入れ替わってしまったのか?」ってことじゃないですか。
三葉には代々先祖が入れ替わってきた歴史の描写があるので三葉が入れ替わる理由はわかるんですよ。
でも立花瀧には入れ替わる理由が1つとしてないんですよね。
予告などの宣伝では散々入れ替わる部分を流しているのになぜ入れ替わったのが瀧じゃないとダメだったのか?というのが最後までわからないからです。
都会に住むイケメン高校生なら瀧以外にも沢山いたのになぜ瀧じゃないとダメだったのか?
その因果関係や一番重要な部分が一切描かれてないんですよね・・・
この映画を絶賛してる方々にそのこと聞いたら誰も答えられなかったんですよ(そもそも描写がないので答えられないのは当たり前ですが)。
そこさえ描いてくれれば70点はあげれたんですよね・・・
なのでイギリスの評論家たちはその部分も見落としてしまう人ばかりのなんてダメな奴らなんだろうって私は思ってしまいました(それはイギリスだけでなく他の海外メディアも同様)。

私が思うに日本は物語や人間関係をメインに、海外は背景などの視覚をメインにアニメを評価の基準にしている感じがするんですよ。
結局のところ、評価基準の違いっていうのは文化の違いなんじゃないでしょうかね。

長文失礼しました。

#- | URL | 2016/12/16 15:40 * edit *

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