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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

洋画と邦画の、気になる違い 

はい、生きてますよw。寒いです。
最近思っていることがあるんですよ。上手く文章に出来るか自信が無いんですけどね。
映画が好きな人はたくさんいて、皆それぞれ自分が好きな映画を語ります。で、投票によるベストテン企画なんてのがよくあります。
これが近年………洋画と邦画で傾向が違うような気がするんです。

自分が映画に興味を持ち始めた頃、洋画のオールタイムベストテンとかで必ず上位に名前が挙がっていた映画といえば、『天井桟敷の人々』『市民ケーン』『第三の男』『ローマの休日』『カサブランカ』『風と共に去りぬ』『ウェストサイド物語』などなど、名作の誉れ高い映画ばかりでした。
それは、その企画に答えていた方々の思い入れがその時代の映画に集中していたからでしょう。
1990年代初頭に、「芸能人は歯が命」というキャッチコピーで歯磨き粉のCMが流れてましたが、高岡早紀と東幹久が群衆の中で手を伸ばしながら離れ離れになっていくその映像は、『天井桟敷の人々』のラストシーンのパロディでした。CMの製作者がそういう世代だったということですね。(若い世代は、物好きな映画マニアのみ反応していた)
自分も『市民ケーン』『アラビアのロレンス』は大好きですが、『風と共に去りぬ』も『イントレランス』も…「はあ、大作だねえ」とは思えども、別段好きではありません。『ウェストサイド物語』は途中で寝てました。世代間ギャップですね。

それから幾星霜、21世紀に入って早15年以上。この手のオールタイムベストテンの顔ぶれが大きく変わってきたのです。
有り体に言えば「1970年代の映画の評価が高騰し、それ以前の映画は下がった」んです。
『ゴッドファーザー』『俺たちに明日はない』『明日に向かって撃て』『時計じかけのオレンジ』『ディアハンター』『2001年宇宙の旅』『フレンチコネクション』『タクシードライバー』『アメリカングラフィティー』…なんていう本命線の映画はもちろん、『燃えよドラゴン』『ポセイドンアドベンチャー』『イージーライダー』『タワーリングインフェルノ』『エイリアン』『スターウォーズ』『ロッキー』『小さな恋のメロディー』『エマニエル夫人』『ゾンビ』…といった好事家の心に響く映画まで、70年代の映画がもてはやされるようになったのですよ。
これはもちろん、企画に答える人々の顔ぶれが変わり、年齢が下がった…というか生まれ年が下がったからでしょう。多感な時期に見た映画が70年代の作品群だったと。
あと、現在でも活躍されている俳優や監督が名を挙げた時代が70年代だというのもあるでしょうね。若い人がDVDなり配信なりで映画を見る時、その人の過去の作品を見るというのは大いに有り得ます。それ以前の作品を好んで見るというのは、よほどの映画マニアじゃないと無理でしょうし。
じゃあいずれ80年代洋画が上位になる時代が来るかと言われると………それはちょっと難しいかもw。80年代のノリは重厚じゃないので、こういうベストテン企画には挙げにくいのよね。『アマデウス』『ターミネーター』『ブルースブラザーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『炎のランナー』『フルメタルジャケット』『スタンド・バイ・ミー』なんかは上位に来るだろうけど。
まあいずれ、80年代と90年代の映画も上位に食い込みだし、60年代までの映画はジリジリと消えていくでしょう。健全な変化といえます。


対して邦画なんですけどね。
邦画はこの変化が…極めてゆっくりしているというか、オールタイムベストテンではいまだに「黒澤・小津・成瀬・今村」がもてはやされる傾向があります。1960年代までの邦画が依然として強い。
答えてる人達の生まれ年が下がっているのに、何故か評価される邦画の年代が変わらないのです。
これも有り体に言ってしまえば、日本の映画界は評価される邦画の年代が下がると困るので、下がらないように気を遣っています。映画という大衆娯楽に妙な権威を持たせたい方々の意向ですね。
実は、近年ツイッターで邦画オールタイムベストテン企画があって500人余りの一般の方の意見が集計されたんですが、そこで1位になったのは『太陽を盗んだ男』でした。70年代ですねえ、なかなか興味深い。
黒澤はまだまだ評価されるでしょうが、そろそろ60年代までの映画には下がってもらって、70年代以降の映画が評価の中心にならないと健全ではないと思うのですよ。アニメ映画も含めてね。まあ…70年代はともかく、80年代以降の邦画は良作が減っていくんだけどw。
それと、地上波はもう難しいんだろうけど、配信でもいいから気軽に邦画を見られるようにしてほしい。アニメや特撮以外の邦画を年に何本も見る人なんて、相当少数派ですよ。
こういう現状は良くない。

先日、自分の好きな俳優だった根津甚八さんが亡くなられましたが、あのいい男っぷりを説明しようにも出演作品がほとんど放送されない。
松方弘樹さんまで逝ってしまわれましたが、『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』『真田幸村の謀略』『野性の証明』とかを流す地上波も無い。(BSやCSではあるんだろうけど)
気になった俳優がいても遡れないようになってるから、いつまでたってもオールタイムベストテンの面子が変わらないんじゃないですかね。
このままであれば、邦画の未来は暗いと思います。
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2017/01/26 Thu. 04:54 | trackback: 0 | comment: 0edit

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