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メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

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『セーラー服と機関銃』(薬師丸ひろ子) 

学生時代を通じて、ノートに敷く下敷きは欠かさず使ってました。今思うと、あんなん別に敷かなくてもいいんですがw、当時は敷かなきゃいけないもんだと思ってましたね。刷り込みとは怖いもんです。
小学生になって5年生頃までは、定期的に文具屋で買ってきた既製の下敷きを使ってたんですが、クラスメートの中で次第に、透明で中に何か入れられる下敷きが使われ始めます。中に何を入れるかはその子の趣味とセンス。下敷きが単なる文具の域を越えて、自分をアピールするアイテムになったのです。
自分も遅ればせながら、小6の頃ついに透明下敷きデビューを果たします。
最初に入れたのは、雑誌から切り抜いた………薬師丸ひろ子のピンナップ。

以前、ジョー山中の『ララバイオブユー』について書いた時、音楽なのか訃報なのか映画なのか絞りきれずに困ったんですが、今回も困ってますw。アイドル、音楽、映画、どう切ってもいける題材ですから。ともかく、書き進めながら考えていくとします。

薬師丸ひろ子登場の衝撃というのは、自分がまだ小学生だった事もあって、上手く説明出来ないんですよね。
当時のアイドルというのは、歌が上手くて明るくて、いつもニコニコというのがデフォでした。影のある演技が冴えていた山口百恵は超別格ですがね。
そういうTV中心の勢力図が、日の出の勢いの角川映画から出現した一人の女の子に、凄まじい横撃を喰らったとでも言いましょうか。
デビュー作『野性の証明』での、高倉健の娘役の鮮烈さ。眼力とオーラの力強さ、存在感は従来に無い部類のものでした。映画から出てきたというのも、プレミア感がありましたね。
その薬師丸ひろ子が、『翔んだカップル』(相米慎二、長回し)、『ねらわれた学園』(大林宣彦、HOUSE系)という、確かな手腕wの監督による主演作品でさらに名を挙げ、そして薬師丸ひろ子フィーバーの頂点を象徴する映画『セーラー服と機関銃』に行き着くのです。
離島のしがない小学6年生が、下敷きにピンナップを入れたり、部屋にポスターを貼ったりするくらい、それは凄いものでした。年頃だねえ、俺。

『セーラー服と機関銃』という映画は、アイドル映画でありながらその域に留まらない何かを感じさせるものでした。
それは、相米慎二特有(お家芸)の長回しによる異様な緊張感であり、渡瀬恒彦や三国連太郎、寺田濃、柄本明、風祭ゆきといった…これ以上ない助演陣であり、微妙に暗いシナリオ…などが挙げられますが、【薬師丸ひろ子】という主演のオーラがそれを全て受け止められたという点が凄い。角川春樹は掌中に璧を握った気分だったろうね。
突拍子もない話であり、シナリオもすごく出来が良いという訳でもない。それが動き出すのは、薬師丸ひろ子の存在感、発するオーラ、雰囲気、エキセントリックさ、それがあってのもの。まさにアイドル映画であり、それを越えた"主演女優の為の映画"だと思う。

何気なく滑り出した物語が、目高組による学校訪問wで動き出す。ズラリと並ぶヤクザ屋さんに向かい、生徒や教師の衆人監視の中を、星泉(薬師丸ひろ子)が真っ直ぐに歩いてくる。この場面の薬師丸ひろ子のオーラは凄い。大好きな場面。
そして目高組の佐久間(渡瀬恒彦)と対峙する。海千山千の渡瀬恒彦と張り合っている空気が強烈。いくら前組長の遠縁とはいえ、こういう強烈な娘じゃなきゃ、組長と呼ぶ気もしないはず。
この一連の流れで、この映画はただのアイドル映画ではなくなったと思う。映画女優・薬師丸ひろ子の誕生。

クライマックスの殴り込みのシーン、全ての元凶であるヘロインを機関銃で吹き飛ばす、あのシーン。
もう有名になり過ぎたエピソードですが、あの機関銃乱射でヘロインの瓶が弾け跳ぶ際、破片が薬師丸ひろ子の顔(鼻の横)に当たるも、薬師丸ひろ子自身は気づかず、そのまま演技(渡瀬恒彦の方が気づいて庇う仕種を見せている)。
そして…台本にも全く無かった、完全なアドリブの「カ・イ・カ・ン」を口にしたという、…もう、この瞬間どれだけの神がこの現場に来てたのよ!と言わんばかりのシーンが誕生したのです。大門正明の心底嬉しそうな顔がまたいいんだわ。
この偶然の積み重ねのシーンが、映画のカタルシスとして最大限に機能したのも、薬師丸ひろ子の凄みに拍車をかけました。当時の配収24億円は、今の計算なら100億近いんじゃないのかな。あの頃シネコンがあったら…。
あのシーンは、角川春樹が自分を神だと思うようになった、要因の一つではないかなw(推測)。

いろいろ書いたけど、この映画の薬師丸ひろ子は、実にカワイイ(今までの文章が台無し)。
この映画のためにショートカットにしたそうですが、あまりに鮮烈過ぎて、自分を長い間ショートカット好き好き症候群に陥れました。今でも完治はしてません。
そんな娘が、相米慎二の長回しの中で、一挙手一投足を見せるんだからなあ。薬師丸ひろ子フィーバーも起きるわ。
ショートカット、セーラー服、機関銃というのも、漫画やアニメに多大な影響を与えてますね。あ、自分、『3年奇面組』の子役締ひろ(婦組)も下敷きに入れてましたw。

薬師丸ひろ子フィーバーの一端を担ったのが、薬師丸ひろ子自身が歌った主題歌『セーラー服と機関銃』。
本来は、来生たかお『夢の途中』が主題歌に決まっていたのを、相米慎二監督が「薬師丸に歌わせる!」と角川春樹に直訴し、いろいろあって…主題歌は薬師丸ひろ子デビュー曲の『セーラー服と機関銃』となり、異名同曲の来生たかおの『夢の途中』も話題性からヒットしたという経緯だそうで。言い出したのが相米監督というのが、意外でもあり、「ああ、相米監督だからなw」でもあり。
合唱部にいたという、薬師丸ひろ子の澄んで真っ直ぐな声が実にたまらないですね。なるほど、この真っ直ぐさを相米監督は気に入ったのかな。
ただ、現在ではオリジナルバージョンは聴ける機会が少なくなりました。薬師丸ひろ子が東芝EMIに移籍してから再録したバージョンが多いですね。相米監督の思いを汲めば、オリジナルバージョンを大事にしてほしいですね。

♪さよならは別れの言葉じゃなくて 再び会うまでの遠い約束

作詞の来生えつこが、どんな事を想定してこのフレーズを書いたのかは分かりませんが、いい歌い出しですよね。映画の結末によくリンクしてます。
オリコン5週連続1位、オリコン年間2位、ザ・ベストテン3週連続1位。それでいて、あんまりTVには出てこない(全く出ない訳じゃない)。TV出演もプレミアム、これぞ薬師丸ひろ子フィーバー。
大学受験の為に休養中にもかかわらず紅白歌合戦に選ばれて、桜田淳子が代役で『セーラー服と機関銃』を歌うという前代未聞の事態まで起こりましたし(これはNHKが酷い)。


そのオリジナルバージョンの楽曲はこちら。

『セーラー服と機関銃』(薬師丸ひろ子) by ニコニコ動画

今聴くと、東芝移籍後の歌の上手さがまだ無く、素材の良さが際立ちますね。アレンジもこっちの方が好き。

映画主題歌としての『セーラー服と機関銃』を懐かしみたい方にはこの動画。

『セーラー服と機関銃(映画場面動画)』 by ニコニコ動画

おいしいシーンのオンパレード。例のカ・イ・カ・ンも入っております。
薬師丸ひろ子の魅力全開、渡瀬恒彦最高。もう少し他の脇役連を見せて頂けると嬉しいのですが、文句は全くありません。有難うございます。見ていて涙ぐんでしまった。

アイマスPVはこちら。

『セーラー服と機関銃』 アイマスPV by ニコニコ動画

雪歩かあ…。まあ、雪歩なのかなあ(ちょっと不満)。
始まってから40秒ほど、あのシーンの音声を入れてるとこなんか好きなんですが、惜しむらくは、曲が再録版なんですよね。
アイマスPVにはもう一つあったんですが、そちらも雪歩で、曲はオリジナルだったんですけど、面白さはこっちに軍配。

…と書いてみましたが、結局映画論なのかアイドル話なのか歌謡曲について書いたのか、自分でもさっぱり分からんw。まあ、一応音楽にしておくか。
とりあえず、自分にとっての薬師丸ひろ子は、最初の女神であり、メテオ十二女神の一人であり(すいません、適当な事を書いていますw)、人生の中で重要な御方なのです。
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2012/11/12 Mon. 05:38 | trackback: 0 | comment: 0edit

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