07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

メテオ・ストライクス!

いろんな分野で独り言を日々書きます。稼働終了したセガのクイズゲーム『Answer×Answer』を振り返る事もあります。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --. --:-- | trackback: -- | comment: -- | edit

『戦場のメリークリスマス』 

普段、LDソフトを収納してある棚はほぼ触らないんだけど、どうしても探したいものがあったんで、久しぶりに手を入れました。
………あった。もう長い間見てないんだけど、強烈な印象のある映画なんだよなあ…と、LDならではのデカくてカッコいいジャケットを堪能。
ジャケットに配されている4人の男。デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、トム・コンティ、ビートたけし。
映画のタイトルは、"Merry Christmas Mr.Lawrence"

(ここから転載)

歌手のデヴィッド・ボウイ(66歳)が1月18日、15日に80歳で亡くなった映画監督の大島渚さんへの追悼コメントを発表した。

ボウイは大島さんの「戦場のメリークリスマス」(1983年)に俳優として出演し、坂本龍一やビートたけしらとも共演している。大島さん訃報を受け、ボウイは
「オオシマさんの魂が、この世を去った。彼の才能の恩恵を受けた我々は、今それを惜しむばかりだ
(All of us who have had the privilege of working with Oshima-san will miss his spirit tremendously.)」
と偲んだ。

ボウイは長年音楽活動を休止しており、引退説すら流れていたが、大島さんが亡くなる1週間前の1月8日に、新曲「ホエア・アー・ウィー・ナウ?」を119か国のiTunesにて一切の事前告知なく配信し、全世界を驚かせた。

メディアの包囲網が張り巡らされた現代において、一切の情報を流出させずに新作を発表し、世界中の注目を集めたボウイだったが、その後も一切取材を受け付けず、コメントも発表してこなかった。
しかし、その沈黙を破った第一声が、“盟友、大島渚監督”への追悼コメントであり、コメントでの呼び名が“Mr.Oshima”ではなく“Oshima-san”であることからも、二人の関係性の深さが感じられる。

(転載ここまで)

『戦場のメリークリスマス』という映画は、このLDで初めて見たんです。
以前からしばしば書いているように、自分の出身地は田舎(離島)で映画館なんてある訳もなく、しかもこの映画の製作がテレビ朝日という、当時の長崎県民にとっての悪条件も重なってましたのでねえ。
ただ、この映画の事はたけしがさんざんネタにしていたし、『ひょうきん族』でもパロディやってた。何よりカンヌでは本命と言われながら…同じ日本の『楢山節考』にパルムドールを持って行かれるという、もの凄いオチで話題性もあったんでw、映画好きとしては興味あったんですよ。
まあ、田舎に暮らすというのは、そういう事です。

という事で、LD化された時には予約して購入。たぶん20年近く前ですねえ。
123分、CLV2枚組3面。今振り返れば面倒くさい仕様ですがw、VHSで見るよりは遙かに綺麗なんですよ。何より面倒くさいものを好むのがマニアというもの。
手際良く準備を整え、10年越しの『戦メリ』を鑑賞(ニコニコ動画に上がっていた予告編を貼っておきます)。

『戦場のメリークリスマス』 予告編映像 by ニコニコ動画

公開当時も、LDで初鑑賞した時も【腐女子】という言葉は無かったんだけど、今ならそういう推し方もあるかもなあ…と思います。
映画の内容は大変真面目かつ一種の美学に溢れていて、集団において皆が口を閉ざす禁忌についても、結構踏み込んでいる。緊張感が凄い。
主役格である4人は、もうキャスティングが絶妙。デヴィッド・ボウイの雰囲気はもちろん、教授の演技の変な固さが軍人っぽくて絶妙。トム・コンティの落ち着いた演技もいい。
そしてビートたけし。もうね、全部持って行ったのはこの人。ラストシーンでボロボロ泣いてしまった。あれはズルいわ。

見終わって…、「ああ、大島渚という監督さんは、美学と禁忌に重点を置く方なんだな」と認識しました。
その後、『御法度』でもそういう世界観を描こうとしてましたね。
晩年の作品が少ないのは、重い世界観が時流に合わなくなったのか、創作意欲に欠けたのか…。それは当人のみしか知らない事ですけど。

寡黙なデヴィッド・ボウイが大島監督の訃報に接してコメントを出したのは、やはり相当な影響を受けたからなんでしょうね。
しかし、66才なのかデヴィッド・ボウイ…。この映画の公開からもう30年経つんだもんなあ。
この映画の関係者も、ただの映画好きの自分らも、等しく年をとったんですねえ。

大島渚作品への入門としては、『御法度』よりもこっちの方がいいと自分は思います。未見の方は、ぜひ御覧ください。
そして、たけしはズルいと思いましょw。
このLDジャケット、しばらく飾っておく事にしよう。

『戦場のメリークリスマス』 坂本龍一 by ニコニコ動画

関連記事
スポンサーサイト
2013/01/20 Sun. 05:34 | trackback: 0 | comment: 2edit

コメント

昔「有名人が結婚式で歌ってくれる権利」など通常では手に入らないものをオークションするテレビ番組があって、ある時「大島渚が子供の運動会を撮影してくれる権利」が出品された事がありました。
子供がいない私でさえ「すげー、欲し~っ」と思ったんですが買い手がつかず二束三文で引き取られました。会場で憮然とする大島監督。私も一緒になって「なんでや~」と思いました。落札した本人を含め会場の誰ひとり監督の偉大さがわからないなんて!
大島作品の日本人離れした感性は、海外に評価してもらわなければ埋もれたままだったかもしれませんね。

私も『戦メリ』大好きです。お勧めです。たけし嫌いの私が言うんだから間違いないっす。

>『楢山節考』にパルムドールを持って行かれる

ひ、酷い話ですね。

エトワ-ル☆ #- | URL | 2013/01/20 10:14 * edit *

>>エトワール☆様
それは覚えてますよ! 司会者コンビが好きでしたから見てましたw。
あのオークションで痛切に思ったのは…
「アニオタは金を思い切って投入するが、映画マニアは貧乏だな」
という事でしたw。
まあ、運動会ビデオなんてのは報道なんで、いかに巨匠が撮ろうとも『炎のランナー』みたいにはならないですけどね。

あの時のカンヌは、もう取ったも同然のような扱われ方でしたから、余計にズッコケ感がw。今村昌平vs大島渚、贅沢な争いでした。

メテオ #- | URL | 2013/01/20 17:41 * edit *

コメントの投稿
Secret

トラックバック
トラックバックURL
→http://meteorsan.blog107.fc2.com/tb.php/983-92f78ba2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。